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Social Kitcheってどんなところ?

■公民館としての理想

「公民館は、市町村その他一定区域内の住民のために、実際生活に即する教育、学術および文化に関する各種の事業を行い、 もって住民の教養の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与することを目的とする」
(社会教育法第20条)

私設公民館であるSocial Kitchenですが、社会教育法で謳われている上記の目的にそって運営しています。加えて「国籍、年齢、職業、興味・関心、 セクシャリティー、宗教の異なる人たちが集い、それぞれの関心や生活に直結する事柄を表現するだけでなく、そこから見えてくる大きな問題に関しても、 家族や友人以外の他者がいる前で自由に意見を表現し、お互いに影響を与え合うことができる場所」、すなわち古典的な意味での公共空間であることを目指しています。

ただ、このような公共空間ではどうしても言葉を用いた活動が中心的になってしまいます。だから、ゆっくり、ぼんやりできる1Fカフェや、 食や農業などの暮らしに関わる技術を磨くような、言葉以外の要素も大切にしたいと考えています。

【Social Kitchenが考える公民館】
  • 多様な背景を持つ人がワイワイ集まれる場所
  • 利用者の持つ創造性が発揮できる場所
  • 毎日の小さな生活と大きな社会の仕組みが接続される場所
  • 経済的な価値を生み出さない活動や、今の経済の仕組みからはみ出る実験が起こる場所
  • 生活に関わることすべて(食、文化/芸術、農業、身体、政治/経済、現代思想、建 築、他全部)に関して、多様な実践や表現が生まれる場所

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