Social Kitchenというスペースは、利用者が必要とするスペースであることは当然ですが、
運営者であるhanareが、様々な試行錯誤を繰り返す場所でもあります。
食材が生産される
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食材が調理される
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皆さんの胃袋に収まる
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糞尿と生ゴミが出る
というプロセス全体に関わる飲食店になるための取組み
野菜の生産環境や、もっと言えば農家の暮らしを知ることで、農家に寄り添い、共に生きていく関係を作ります。
有機野菜を扱うということは、同じものが大量にとれる収穫期と、収穫が極端に少なくなる端境期をどう扱うのか、 という問題に直面します。Social Kitchenでは、収穫期にとれる野菜を使って保存食を作り、野菜が少ない端境期に保存食で補うという、 昔の知恵を応用しています。
隔週で野菜市を開催しています。椋川や大原地域から仕入れた新鮮な近郊野菜と、お米や玉ねぎ、 ニンニクなどの常備野菜を適正な価格で地域の方に販売しています。
Social Kitchenで排出される生ゴミは岩倉にある自社農園で100%堆肥化しています。飲食業に携わっていると向き合わざる得ない生ゴミ問題。
どうすればもっと効率的に堆肥化できるのか、実験を続けています。
この他にも、「麹作りワークショップ」や自給生活のためのワークショップ、台所大学「畑を知る、畑を作る、畑を生きる」など、
食べることを起点に、様々な取組みを行っています。
2011年の震災と原発公害事故をきっかけとしてhanareが呼びかけ、 集まった参加者により構成されるグループです。参加メンバーによる発案、 議論を経て、必要なアクションが実施される仕組みを取っています。生活と活動を一体化させる試みで、 これまでWorking Group (1) 「震災/原発」、Working Group (2) 「震災/原発」というグループが発足し、 活動を行ってきました。
【これまでの取り組み例】
「One Year of Exploration」、略して「OYE !(オイッ)」。OYE! は1年という期間を通し、
アーティストや研究者、社会活動家、農家などがSocial Kitchenを拠点に活動していくもので、
日常的な実験を繰り返す過程で、新たな技術や知識を獲得することや、リサーチテーマの拡張、
または発表形式を見つけていくことを目的にしています。
OYE!の2012〜2013はアーティストグループのhyslomが選ばれました。
※各イベントの詳細はSocial Kitchenウェブサイトイベントページをご覧ください。