Top > Project > Working Group 2 「震災/原発」

hanare Project

Working Group 2 「震災/原発」

2012.05.04

Social Kitchenでは2011年5月に、ワーキング・グループ (1)「震災/原発」というゆるやかなグループが発足し、2011年3月に起こった震災と現在も進行中の福島第一原発事故/公害について、「関西でできることはなんだろう」と考え悩みながら、活動してきました。具体的には女川カレーの支援を行ったり、新しい暮らし方を考えたり、また、福島第一原発事故/公害に関して、こういうことが起こる社会の土壌そのものを考え直すために、政治を考える勉強会や、今年2月の京都市長選挙について展覧会も開催してきました。

wg_exhibition.jpg
展覧会「京都市長選挙」写真

このワーキング・グループ (1)「震災/原発」の1年間の活動が終了するのに合わせ、ワーキング・グループ (2)「震災/原発」の募集を行います。

ワーキング・グループ (2)「震災/原発」は、2011年3月に起こった震災と、現在も進行中の福島第一原発事故/公害とそこから見えてくる社会について考え、様々なアクションを起こすグループです。東北地方から遠く離れて活動を続けるという物理的制約と、「復興」に必要なモノや技術がこの一年で大きく変わっているという現状を認識したうえで、それでも、それだから、この大惨事があったことで見えてきたことに働きかけ、試行錯誤を重ねること、それがグループの目的です。どなたでも参加できます。特に高校生や大学生の参加も!


活動テーマ

活動内容は、基本的にはミーティングを繰り返しながら、メンバーが決めていきますが、以下はSocial Kitchenからの活動内容の提案です。また、2011年度ワーキング・グループ (1)「震災/原発」の活動も参考にしてください。

活動例提案

-- 展覧会「○○選挙」
2011年度ワーキング・グループ (1)「震災/原発」は、今年2月に開催された京都市長選挙をテーマに、展覧会「京都市長選挙」を企画し、マニフェストやメディアの批評性がない選挙情報とは一線を画した情報を有権者に提供しました。この企画は大好評のうちに終わりましたが、まだまだ改良する余地もありそうです。そこで、2012年〜2013年5月までに開催される京都、関西の選挙でこの展覧会「○○選挙」という形態をより進化させていきます。

-- それデモ、デモを企画する?
福島原発災害/公害以降、日本各地でデモが盛んになってきている一方で「デモに行きたいけど、なんか拒否反応が出てしまう」「社会運動系の人たちと一緒歩くのが恥ずかしい」という声もよく聞こえます。単純にデモがオシャレになれば解決するのか、それとも私たちの身体が公共的空間で自由にのびのびと振る舞う作法を身につけることが先なのか。。。そもそも公共空間を沢山の人が歩く行為は、どういう意味があるんでしょう?1年という活動期間の中で、京都で開催しうる、史上最高のデモを企画・実現してみるのは?


■日程:グループで相談して、ミーティング/活動の頻度を決定する。目安としては週1回~隔週1回
■活動期間:1年
■参加資格:特にありません。
■ 場所:Social Kitchen 他
■問い合わせ先:info(at)hanareproject.net、075-201-1430

第1回目のミーティングは5月16日(水)20時〜です。興味・関心をお持ちの方はこのミーティングに参加ください。

-----------------------------------------------------------------------------------

ワーキング・グループとは

ワーキング・グループとは、あるテーマのもとに集まった人が、そのテーマついての企画やアイデアを考え、実践していくグループを指します。一度限りのイベント手伝い的なものではなく、1年くらいの期間、毎月2回~3回、ゆっくり継続的に活動を続けていくイメージです。もちろん、なんの強制力も働いていないので、続ける、途中で辞めるのは参加する人の自由です。SKの運営スタッフとSK周辺の多様な知識&技術を持った人たちが相談役として、横からアイデアを提供します。

Social Kitchen はもともと「こんなことをしてみたい」という人が勝手に集まり、勝手にいろいろなことを企む場所として想定されてます。勝手に集まりながらも、 Social Kitchenを使う人同士が、お互いのアイデアに口を出し合う過程を共有することで、それぞれのやろうとしていることが、より複雑で、素敵に、社会的で、かっこよくなればという考えがあります。「21世紀型公民館」を目指したいというのも、その理由からです。


※ ドイツにあるアートセンターNGBKの運営モデルを参考にしています。NGBKはアートセンターでありながら、そこには学芸員もキュレーターもいない。年に数回実施される企画展は全て、会員によって構成されるグループによって企画される。毎年4グループ+αが次年度の展覧会のために、リサーチ&ミーティングを繰り返し展覧会を実施する。いわゆる専門家の人たち(美術史家や批評家等)や館のスタッフはアドバイザー的に存在。

TOP