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[乾物よもやま話]よもやま話その2 乾物でおやつ

2015.11.25

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随分昔の話です。私の子供のころのおやつといえば・・・おにぎりせんべい、じゃこ、そして塩昆布でした。今思うとかなりしぶいおやつ(?)です。店に立つ母のもとへ「おなかすいた~」と走っていくと、「おじゃこでも食べとき」と、母は一つかみのちりめんじゃこをよくおやつ代わりにくれたものでした。ご近所の仕立て屋さんのお店に遊びに行けば、よく可愛がってくれたおばさんが「昆布でも食べよし」と、塩昆布をささっと湯呑みの中のお茶で洗って塩を落とし、食べさせてくれました。小さい時から、こんなふうにちりめんじゃこや昆布を食べて、海からのミネラルをおやつ感覚で摂っていたのでした。

 

母がよく作ってくれた「ふりかけ」もお腹がすいた時には重宝しました。さけやたらこを焼いて身をほぐし、から煎りします。そこにごまやちりめんじゃこ、乾燥わかめなどの乾物を加えます。これをいつでもささっとふりかけられるように瓶に詰めておくのです。学生の頃、夕飯までお腹が持たないときは、よくこれでお茶づけを食べたものです。

 

おやつに、ほっとしたいときに、乾物を利用してみませんか。昔ながらの干し芋や、干し柿などのドライフルーツ、ナッツ類などをそのまま食べるのもいいし、ちょっと手を加えて、麩のフレンチトースト風なんかも美味しいですよ。牛乳で戻した麩を溶き卵をつけてバターで焼いてはちみつをたらしたら、ふんわり麩のフレンチトーストのできあがりです。板麩(板状にのばした麩)をピザの生地代わりに使って、ちりめんじゃこをチーズと一緒にトッピングしたピザトースト風も美味しいです。他にもひじきやごま、切干し大根をたっぷり入れたおやき、ミックスナッツといりこをフライパンでから煎りし、みりんと醤油を入れてからめ、お好みでカレー粉をふりかければポリポリ美味しい栄養豊富なスナックになります。最近では、麩でかりんとうも作るようになりました。

 

次回の乾物クッキングでは、「麩」を使った簡単料理をお教えします。麩のかりんとうも作りますよ。12月20日(日)は定員に達しましたが、12月27日(日)のお昼からも追加で開催することになりましたので、ご興味ある方、どうぞご参加下さい。

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