先日、Social Kitchenに素敵な贈り物が届きました。
なんと、、、移動式キッチンです!
言うなれば「とってもお洒落な屋台」といったところなのですが、折りたたみ&引き出し式になっていて車にも積み込めるのです!すてき!
引き出しを引っ張るとコンロが二口もついていて、お水はペットボトルなどを逆さにはめこんで蛇口をつけて使うことが出来ます。排水タンクもしっかりついています。
以前から「モバイルキッチンが欲しいな〜」と漠然と夢見ていたのですが、あっという間になんと夢が叶いました。感謝です。。。
以前、岡山市に講演会に読んで頂き、Social Kitchenの事や私たちカフェ部分が取り組んでいる「循環型飲食店」や農家さんたち生産者と飲食店で働く人やお客さんをつなぐ活動についてお話をさせてもらった時に、聞いて下さっていた住中浩史さんというアーティストの方に作って頂きました。
お話させて頂いた会場に住中さんの作品がいくつか展示してあり、夢に見ていたモバイルキッチンに似ているものがたくさんあり、興奮して声をかけさせて頂いたのがきっかけです。
他府県でのこんなひょんな出会いからこんなにも素敵な物につながって、本当にありがとうございます!の気持ちと、人生っておもしろいな!の気持ちで胸がいっぱいでした。
しかも住中さんは車で岡山からはるばる持ってきてくださったのです。。
そして「自分の作品が誰かの喜びや前進する後押しになるのが嬉しい」とおっしゃっていました。
私もこのモバイルキッチンで作る料理が誰かの元気につながればいいな、と思います。
暖かくなったらまずは鴨川でピクニックをしてみたいなー、と目論み中。
出張Social Kitchenもしてみたいです!
普段は野菜を並べて展示してありますので、ぜひぜひ見にいらしてくださいね。 そして、自分もこんなの欲しい!という方は住中さんまでご連絡をしてみてください。 hiroshi(at)suminaka.net
住中さんに感謝をこめて
宍倉 慈
12月4日に「麹作りのワークショップ」が開催されました。前から気になっていたこのワークショップ、この日はソーシャル・キッチンの定休日に特別に開催されたので、これは!と思い、わたしスタッフ高橋が一般参加者として参加してきました。
まずは講師の桂麻由美さんのレクチャーを聞きます。かなり具体的な質問がどんどん飛び交って賑やかな雰囲気に。参加者のみなさんは普段からいろんなものを手づくりされているようで、知識のレベルが高し。そんなみなさんを横目に、めんどくさがりやな私はちゃんと育てられるのかどうか不安がつのっていくばかり。。。
麹づくりのポイントを聞きながら、麹室の作り方と麹の状態をみんなで観察。
お米が蒸し上がり、お米を混ぜ混ぜ。温度が下がったところで麹菌をフリフリ。そしてまた混ぜ混ぜ。お米を米袋に入れて、後は各自お持ち帰り。さて、どうなることやら。
そして次はソーシャル・キッチン宍倉シェフによる、麹づくしごはんの時間です。毎度おなじみ美味しい椋川と大原のお野菜を麹のディップ4種類と一緒に。麹のうまみでいくらでも野菜が進みます。なかでも黒胡椒がばっちり効いた塩麹のソースがお気に入りでした。その他にも手づくり味噌の味噌汁、味醂粕漬け鶏のソテー(最高においしかった!)、レンコンの麹炒め、麹漬けキノコ入りご飯、甘酒アイスの味醂ソースがけ…とお腹いっぱい、麹いっぱい。麹の味の奥深さ、応用力の広さ、恐れ入りました。
これにてワークショップは終了。でも麹作りはこれからが本番です。
my麹室できあがり。米袋の中で麹がスクスク育っています。麹菌のエネルギーで袋の中はホカホカです!
お手入れすること数回。(職場にも室を持参。)思いのほか順調に育っている気配。。気になって何度も袋を空けたくなってしまいますが、我慢、我慢。寝ている間に死んじゃったらどうしようと後ろ髪をひかれつつ就寝したり、だんだんペットの飼い主のような気持ちになってきました。がんばれ私の麹ちゃん!
途中で桂さんにアドバイスをもらいながら完成したものがコレ!
あちこちにムラができてしまいましたが(混ぜ方がよくなかったそうです)何とか麹と呼べるものができたようです。うれしいな。ワークショップは麹菌のお土産付きだったので、それで今度はもっとキレイな麹が作れたらいいな。この後に控えている甘酒や塩麹作りも楽しみだー。
ちなみにソーシャル・キッチンで1月に開かれる麹作りワークショップは既に定員に達してしまいましたが、今週9日に甘夏ハウスのござれ市で桂さんが出店されるようですので、興味のある方はぜひ遊びに行ってみてください。
たかはし
OYE!という1年間継続するプログラムで、来年の9月までSocial Kitchenを拠点に活動するhyslomの上映会+リサーチ結果発表があった。この記事では2日間の事を簡単にレポートする。
hyslomは2009年から活動を開始した、加藤至、星野文紀、吉田祐からなるアーティストグループである。山から街に移り変わりゆくような場所に定期的に通い、その場所で起こる変化を身体活動によって記録/記憶させることをおこなってきている。この遊び、時には修行の厳しさを思わせる身体運動は、この場所の気候の変化などの自然現象や、開発に伴って増殖していく人工物に合わせて生まれ、ある種の規則が作られ、展開する。
今回は、この場所での活動を収めた「Documentation of Hysteresis」の上映と、その場所で遭遇した人たちを演ずるパフォーマンスの2部構成であった。
「Documentation of Hysteresis」という作品はいつ見ても心を奪われるが、今回は、2012年4月にSocial Kitchenで上映された編集よりは物語性が強調され、後半のパフォーマンスで登場する「昆虫さん」、「猟師さん」、「現場さん」への繋がりを意識させる編集になっていた。特に27日の最後の上映作品は、後半パフォーマンスで登場する「現場」さんへの導入として上手くまとめられていたように思う。またこれまでの編集では、それぞれの遊び・修行・実験の面白い部分/成立している部分がコンパクトにまとめられている印象だったが、今回の上映ではある行為が生まれ、展開していく様子が長い尺で収められており、映像により一層の強度をもたらしていたように感じた。
映像の後には、「昆虫さん」、「猟師さん」、「現場さん」という、hyslomがこの場所で何らかの関わりを持った人たちを「演ずる」という行為によって紹介するパフォーマンスがあった。この山で出会った人々への愛情や敬意を伝えるために考え出された「演技」という手法が自然で、見ている者に迫ってくる何かがあった。「昆虫さん」を発表した吉田祐は、昆虫さんのクワガタへの愛情を愚直に伝え、加藤至の「猟師さん」にも一層の迫力が加わり、今回始めてパフォーマンスに登場した星野文紀による「現場さん」は、開発現場で働く発破技師の専門用語の使いかたや仕草、それから工事現場という世界そのものがリアリティーをもって伝わってきた。
本イベントの告知文に「劇」や「演技」という言葉を使わず、「リサーチ結果発表」としたのは、この出会った人たちの仕草や話し方だけではなく、彼らの職能や技術にまで踏み込んだリサーチが実際におこなわれているからで、この貴重な出会いや関係性をアーティストの「パフォーマンス」として回収するのはは失礼にあたると考えるhyslomの慎み深さーそしてそれはとても大事なことだと思うーがパフォーマンスからも伺いしれた。
全体的なまとめとして、映像もリサーチ結果発表も今後が期待できる内容だった。今回の焦点はhyslomが現場で遭遇した人だったが、次回は遭遇したモノをSocial Kitchenに持ち込んで遊ぶようで、2回目も楽しみにしたいと思う。
「ライブパーティー」
① 2012年12月14日(金)19:00〜
② 2012年12月15日(土)18:00〜
入場料:1,500円 (ワンドリンク付き)
ソーシャル・キッチンにはあんまり表も裏もないつもりですが3階のオフィスで何やってるのかよく分からないという声を多々聞くのと、けっこういろいろやってるのにあんまり知られていないので今日はちょこっとだけ紹介します。というわけでこのタイトル。と(ルポ風)白黒写真。
昨日はとある工房に撮影に行ってきました。写真は蚊の集団と戦いながら撮影に挑む犯罪ボーイズの松見くん。いまとあるウェブデザインの仕事をさせてもらってます。(なんとソーシャル・キッチンのサイトを見て依頼してきてくださりました。)付き添いの私は職人さんの作業を間近で見学して、繊細な作業にただただ見とれるばかり。使い込まれた道具がものすごくかっこよかった。
そして今日訪れたのはここ。劇かダンスでも観に行ったの?と思われそうな写真ですが、なんとこれは法人税の説明会会場です。ソーシャル・キッチンの母体は一応ちゃんとした法人です。スタッフはみんなここで汗水、ときには涙をたらして自分たちのお給料を稼ぎ、ソーシャル・キッチンも税務署に行ったり法務局に行ったり、こう見えてけっこう大人なこともしています。今日は去年と今年でどういう税法の改正があったのかってことを勉強してきました。こういう類いの話は難しくていつも睡魔との戦いなのですが、世の中の動きに合わせていろんな仕組みが毎日毎日変わっていくのだねぇ、ぼーっとしてちゃいけないねぇ。。と社会勉強になったりします。
そんな感じで3階のオフィスにいる人たちは働いています。
たかはし
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