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Working Group (2) 「震災/原発」 ミーティング vol.7 レポート

2012.08.22

 今日のミーティングでは、WG2の具体的なアクションについて話し合いました。

国会議員をはじめとする政治家は、議会で討論したり法律を提案したりして、社会を動かしていくことができます。では、そのとき市民の側は何をすればよいのでしょうか。すぐに思いつくのは、現在全国的に行われているデモや抗議行動ですが、他にもたくさんあると思います。ただそのことに関連してメンバーのなかで意見としてあがったのは、たとえばある脱原発派の政治家がいてその人に共感するとしても、その人を支援することで「代議士とその支援団体」のようになってしまってはいけないということでした。そうすると両方がこれまでどおりの政治勢力の枠組みに回収されてしまって、本来もっているはずの斬新な力が削がれてしまうからです。たしかに脱原発を目指す運動としては、「一議員とその仲間」といったものよりも、なんだかよくわからない匿名のうごめきのようなものの方が、勢いや力がありそうです。今の官邸前の運動に勢いがあるのは、なんだかよくわからない人たちのかたまりのようなものだからだと思います。

このような話し合いをした後、WG2のアクションに向けての具体的な話し合いをして、今回のミーティングは終了しました。次回は823日の木曜日に集まることになりました。


前田雅彦(WGメンバー)

生ごみのゆくえ

2012.08.11

ソーシャルキッチンのカフェでは食材をなるべく捨てずにすむように工夫をしています。かぼちゃはワタも使ってスープに、野菜の皮は基本にむきませんがむいたら捨てずに細かく刻んできんぴらやナムルなどに。捨てたくないのはどこもそれぞれの部位にそれぞれのおいしさがあるからです。安心できるものだからこそできることです。

それでも捨てなければならないものは生ごみとなります。生ごみもソーシャルキッチンでは岩倉の畑の肥料として使用しています。生ごみをゴミとして捨てず畑に還すことはとても気持ちがいいのです。

おいしい食事を提供するだけでなく、食材のその後に関わりまた作物が生産される、そんな循環が生まれたら。それは考え方とかいうよりまず行動。やってみたいという感じから。

結構しんどいけど面白いので続けていたら気が付けば一年たっていました。

 

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専用のバケツで生ごみを発酵させて頃合いが来たら畑の畝間に投入。

生ごみを入れるため畝間はかなり広くとってあります。

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くわで広げて土や雑草とよく混ぜあわせる。

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 雨が全然降っていなかったので土がサラサラです。

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生ごみを入れる時に臭いを感じますが腐敗した臭いでないかを毎回臭いの種類で確認するようにしています。

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 今年は白いトウモロコシができました。立体農法でトウモロコシにインゲンを絡ませてあります。

 吉村 美智子

 

 

 

 

 

 

夏野菜日和

2012.08.03

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夏野菜が盛況のこの時期はSocial Kitchenの台所もばたばたと忙しくなります。

先日は、次に作る野菜の為にかぼちゃの畑を片付けるとゆう事で、若いかぼちゃをたくさん頂きました。大原のつくだ農園さん、ありがとうございます。
熟していない若いかぼちゃは、ほんのり甘くて生のままでも美味しいのです。
ピクルスにしても歯ごたえがよくて美味しく、日持ちもするのでたくさん仕込みます。
大きくなって皮がかたくなったものは、煮込んでペーストにし冷凍保存してスープやお菓子などに使います。

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今日のお昼は同じく大原のオーガニックファームこうやさんからまだ熟していない緑色のトマトを持ってきて頂きました。
突風のせいで枝が折れてしまったとの事でした。
緑のトマトはジャムにすると酸味と旨味がありとても美味しく、クリームチーズとの相性が抜群です。
あっさり味のトマトソースも作れます。
売り物にはならないそうですが、少し手間をかけるとぐっと美味しく変身するのにもったいないですね。

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そし夜には、滋賀県椋川の水本さんがお米や野菜を持って来て下さいました。
注文したもの以外に大量の青じそとトマトがありました。
こちらはタダでくれる代わりに、青じそジュースとトマトソースを作って自分に分けて欲しいとの事。
大きくなったピクルス用きゅうりもくれましたが、こちらは種取りをしておいてほしいが残りの実の部分は食べていいよーとの事でした。
この時期は畑が本当に忙しく、じっくり料理をする時間がないそうなので、こうゆうおもしろい交換条件が生まれました。
なんだか楽しいです。

このような近隣の素敵な農家さんのおかげでSocial Kitchenはいいお野菜を提供する事ができています。
そして、なるべく捨てる部分は少なくし生ゴミは岩倉にあるSocial kitchenの畑で堆肥化しています。

無駄がなくて、循環していて、気持が良くて、楽しいです。

宍倉 慈

じゃがいもオーナー〜収穫編〜

2012.08.02

7月16日、とってもいいお天気(とっても暑い)の中、大原のつくだ農園さんにじゃがいもの収穫をしに行ってきました。

じゃがいもオーナー制度についてはこちらをご覧ください。

 

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おなじみの男爵、ちょっとめずらしいアンデスレッド、こがね丸、十勝こがねの4種類のじゃがいもを植えたのですが、まずはそれぞれを味見して自分の好きなじゃがいもを掘るとゆう楽しいシステムです。

味はそれぞれ個性があり、食べ比べの体験自体がとてもおもしろかったです。個人的には十勝こがねのミルキーな味が好みでしたが、欲張りに全種類を少しずつ頂く事にしました。

 

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まず、つくだ農園の渡辺さんに堀り方とじゃがいもの選び方を教わります。
じゃがいもを傷つけないように気をつけて掘り、痛んだもの、緑色のものは外します。
痛んだところからどんどん腐っていき、他のじゃがいもにも浸食していきます。
緑色の部分は毒があるので、そこを取り除くと食べられます。

 

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炎天下の作業で汗だくになりながらも、みんなでわいわい収穫するのは楽しかったです。
私たちが日々頂いている美味しい野菜は農家さんがこうしてがんばってくださってるおかげだな、とつくづくありがたく思いました。

食べる人と農家さんが一緒に農作業をするこの取り組みは、何気なく食べている野菜たちがどのように、どんな環境で作られているか、野菜の成り方、農家さんの仕事などなど、たくさんの事が知れるし、農家さんはたいへんな農作業を大勢でする事で負担が軽減できるし、作る前から食べてもらえる事が分かっていて安心です。

毎日野菜を食べているし、調理しているのにまだまだ知らない事だらけで驚きの連続でした。
野菜だけではなく、お肉や魚もそうですが、自分が食べるもの、調理するものがどのようにやってきたかを知るのは本当におもしろく、たくさんの事に気づかされます。

そして単純に、とっても美味しく楽しかったです。


宍倉 慈

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