09.08ワークショップレポート/ 09.08 Workshop Report
ワークショップ終了しました。来てくださった皆さんありがとう。
前に書いていた通り、ゲームの内容はプレイヤーによって形が変わっていくということでしたが、今回はなれで行ったのはざっと以下のような感じです。
ゲームはおもちゃのキャラクターを使って、自分たちで決めたミッションを遂行するというもの。今回はなれで行ったミッションは「左京区を探せ」。ある人は学生たちが集う居酒屋の看板だったり、ある人は雑誌の中の左京区だったり、左京区で勢力のある共産党のポスターだったり...各々の解釈で探し出した「左京区」にキャラクターを配置し、携帯カメラで撮影します。
例えば・・・古本屋にて。

こうして撮影した写真はウェブ上に公開され、「クリエイティブ」や「コラボレーション」など、5つのカテゴリー別に採点され、ポイントが与えられます。今回は時間がなくてそこまで進められなかったけれど、ポイントがある程度たまるとまた何かあるみたいです。(←英語が聞き取れませんでした...ごめんなさい)
「左京区」はだいぶ地域に偏ったテーマになってしまいましたが、例えばこれが「キャラクターに旅をさせよ」とか、「ステキな場所を見つけよ」とか、どこにいてもできることだったら、世界中の人びとから個性的なアイデアが同時に集められる訳です。ネットってすごいね。ワークショップ後に気づいたけど、はなれの「景観破壊中」プロジェクトと絡めたらもっとおもしろいものになったのでは、とちょっと後悔。
そして2つ目のミッションは宝探し的にキャラクターを見つけに行くというものでした。という風に、ミッションもその答えもプレイヤーによって変わっていくというすごい流動的なゲームだったんですが、今回その趣旨を理解するのに思いっきり時間がかかってしまい、ミッションも二つしか実行できませんでした。段取りが悪くて、来てくださった皆さんには申し訳なかったです。でもこうやって海外からのお客さんを招いて一緒に何かできたことは、はなれにとっても大きな一歩だったと思います。これからもどんどん国もジャンルも関係なく、いろんなことをしていきたいなと思っています。ニッキとアナ、ありがとう!

お知らせ
ニッキとアナは15〜17日にも京都に来ます。上記のゲームを一緒にできる人を探しています。今回参加してくれた人もそうでない人も、興味のある方、協力してもいいよという方がいらっしゃったらご連絡ください。また、22日には再びはなれに遊びに来ますので、こちらも同じく興味のある方は遊びに来てください。(22日はワークショップではなく通常営業です)
hanareワークショップ vol.4/ hanare Workshop vol.4
[For English text, please scroll down]
9月8日(月)に、イギリスからアーティストのAna Benloch とNikki Pugh を招いて、ワークショップを行います。題して「current Emergent Game project」。日本語に直訳することが難しいのですが、ゲームを通して都市やコミュニケーション、デジタルテクノロジーについて考えるワークショップです。"Twitter"というネット上のコミュニケーション・サービス使った簡単なゲームですので、気軽にご参加ください。もちろん、英語が苦手でも問題ありません。
以下、主催者のAnna とNikkiからの説明文です。
Emergent Gameを通して、
(1)私たちが住む街を探検・発見すること
(2)私たちの人との関わり方を検証すること
(2)デジタルテクノロジーの新しい使い方を検証すること
このゲームは参加する人々によって形づくられていくため、ゲームの進行内容をはっきりと説明することはできません。最初に過去の例とゲームの始め方の説明がありますが、その後は参加者のアイデアや関わりあいによってゲームが発展してきます。「Emergent Game」は、参加者たち自身で創造していくフレキシブルなゲームです。
「Emergent Game」は、9月にイギリスと日本で同時に匿名のプレイヤーたちによって行われます。ゲームが展開していく過程で、国も言語も異なる参加者たちがどのようにコミュニケーションをとり、関わりあうのかを探っていきます。ゲームの焦点は、イギリスで同時期に開催される大きなゲームフェスティバルに合わせ、9月19日〜21日の週末に各プレイヤーが挑戦するクリエーティブ・ミッションにあてられます。これには、家で行えるミッションと、公共空間で行う必要のあるミッションがあります。
Hanareのワークショップ参加者には、このゲームを実証し、今後、よりおもしろいルールを作っていくための手助けをお願いしたいと思っています。都市がどのように機能しているかを探るために、皆さんの考えや知識を提供してください。Let's Play!
ちなみに・・・
AnaとNikkiはワークショップで得たアイデアを試すために、9月9〜10日と15〜17日は京都に滞在するそうです。もし興味のある方はこの日も彼女たちに協力をお願いします。詳細はワークショップ当日に。
また、彼女たちは22日にもHanareに遊びに来る予定です。次のプロジェクトにいかすために、ワークショップ参加者と意見交換したいということですので、こちらもお時間のある方は是非遊びにきてください。
[日時] 2008.09.08 (月) 21:00〜(20:00-21:00 ディナータイム)
[場所] 喫茶はなれ
[料金 ] Free
※飲食代金は別途
※20時より1時間ディナータイムをとります。お食事される方はその間にお越しください。(飲食代金別途)
※食事をされる方はできるだけ事前にご予約ください
[問い合わせ]info(at)hanareproject.net
On 8th of September, UK artists Ana Benloch and Nikki Pugh will come to hanare to do a workshop for their current Emergent Game project.
Emergent Game is a way to explore the city around you in new ways.
Emergent Game is a way to explore how you interact with people in new ways.
Emergent Game is a way to explore how to use digital technology in new ways.
It's difficult to describe Emergent Game because it is shaped by the people who play it. Ana and Nikki provide a starting point and some examples, but the game evolves through the way players interact and the new ideas they bring. Emergent Game is therefore a very flexible tool for allowing groups of people to be creative together.
During September, Emergent Game will be played simultaneously by anonymous players in the UK and Japan. The aim is to find out if two separate games will evolve, or if the two groups of players can find interesting ways to communicate and interact, even though they are in different countries and speak different languages.
The focus of the game will be a weekend of creative challenges (missions) that each player must try to complete. This will be 19th - 21st of September and coincides with a big games festival happening in the UK. Some of the missions you can complete in your home, but most of the missions will need you to do something creative outside in public places.
At the hanare workshop Ana and Nikki will demonstrate how the game works and then ask you to help design some interesting missions. They need your ideas and your knowledge of how the city works. You do not need to bring any specialised equipment.
Ana and Nikki will also be in Kyoto on 9th, 10th and 15th, 16th, 17th to test some of the ideas from the workshop. You are invited to meet with them and help prepare the missions for the important weekend.
Let's play!
[Date &Time] 2008.9.08 (Mon.) 21:00- (20:00-21:00 Dinner Time)
[Admission ] Free (food & drink not included)
*If you would live to have dinner, please come to hanare before 21:00.
[Co-hosting] Open University
[Contact] email:info(at)hanareproject.net
[Location] Kissahanare
05.25レクチャーレポート/ 05.25 Lecture Report
(For the English text, please scroll down)


今回のレクチャーは「身体(ダンス)についての対話」というテーマで行いました。伊藤千枝さんと砂連尾理さんというスタイルの異なるダンサーのお二人によるトークを行いました。話をそのまま再現することはできないので、個人的感想を書きます。身体、ダンスについての対話だったのですが、話の内容はとてもスケールの大きなものでした。身体(ダンス)を語ることは社会を語ることになる、っていうと大袈裟だけど、現代の私たちの身体を通して社会を見た時に、問題点や希望がよりダイレクトに見えてくるのではないかなと。
伊藤さんも砂連尾さんも、自分の踊りを追求することに加えて、身体を通して観客とコミュニケーションをとり、「何か」を交換するためにダンスをしている、と話されていたのが凄く印象的でした。それは、伊藤さんのワークショップを見学した時にも感じたことで、どんな動きをする時も、目を開けて周りを見回す、ということを参加者の方に徹底しているということ。目を閉じて自分の世界に入り込むのではなく、とにかく周りを見回し、他人の存在を認めるというワークショップの手法にも貫かれている。個人の精神世界の奥深いところに到達することを目指す、ヨガやピラティス等のボディーワークとは違って、コミュニケーションツールとしての身体の可能性・希望を感じました。「自分探し系」のものに引かれる気持ちが分からないでもないけど、延々と掘り下げて自分とだけ対話するより、人に触って、会話するところから他者を発見し、自分をも発見する方がより魅力的なんじゃない、って思いました。
他、ダンサーからみたダンス批評について、観客との関係、お二人の生き方(!)等、話は果てしなく広がりながら夜が更けていきました。今回のレクチャーにお越しいただいた皆様、そして伊藤さんと砂連尾さん、本当にありがとうございました。 [hanare]関連のイベントに初めて来た方も多くて、それも嬉しかったです。そして、場所を提供してくれた竹内さん、いつもありがとう。
With Chie Ito and Osamu Jareo, thoughtful and smart dancers/choreographers, [hanare] hosted a lecture on May 25th at Kitsoune (our favorite hair salon). What was interesting for me is that implications of the talk extended far beyond dance related issues. It's almost like talking about our bodies and dance is thinking about the way in which our society functions. Examining our society through our bodies helps us to see problems and hope from a freshly different perspective.
I was observing Ito-san's contemporary dance workshop prior to the lecture. Her workshop aims to create interesting moves and dances from interactions among participants by communicating with each other both physically and verbally. What was interesting to note is that, throughout the workshop, she emphasized to keep open their eyes, look around each other, and acknowledging each other's existence no matter what bodywork they were doing, instead of closing their eyes and going deep into their own world, which makes a sharp contrast with more individually oriented bodywork like Yoga. I don't think there is anything wrong with practicing Yoga. Yet the huge popularity of yoga today connected to our desperate need for discovering "our true self," and other social trends that encourage us to be even more individualistic and self-sustainable is little alarming. This trend of searching "our true something" understandably come from hopelessness that our individual self and body is the only thing left for us to control in today's overly complicated society where our collective effort, so we are taught, always fails, and our individual power is very limited. What I saw in the workshop is discovering other people and their bodies, by which people discover themselves too, and from looking at participants' faces, you can see that they are enjoying this sense of collectiveness. I find it hopeful in terms of dancing as a tool for communication, and a tool to gain a sense of collectiveness.
Back to the lecture report, they talked about their take on critique, their relationship with audiences, and their life in general. Thank you for those who made to the lecture, and of course, Jareo-san and Ito-san to make this event possible. Also thanks Takeuchi-san for offering your cool space!
hanareレクチャーシリーズ vol.4/ hanare lecture series vol.4
伊藤千枝×砂連尾理
(For the English text, please scroll down)

5月25日(日)にhanareレクチャーシリーズvol.4を開催いたします。珍しいキノコ舞踊団の伊藤千枝とダンサーの砂連尾理、スタイルの異なる2人のトークを行います。「ゆるさ」「セクシャリティー」「コンテンポラリーダンスの今後」ということを大きなテーマにしながら、それぞれのダンスを形作るコンセプトと今後の方向性を対談によって明らかにしていきます。閉塞的な社会のあり方を解きほぐす、起爆剤としての身体(ダンス)の役割についても、縦横無尽なトークをお送りします。当日は美味しいご飯と飲物を準備していおりますので、お誘い合わせの上是非ご参加ください。
※参加を希望される方は以下のメールアドレスにご連絡ください。
[日時] 2008.5.25 (Sun.) 19:00-
[料金 ] ¥2000 (飲食込み)
[共催] Open University
詳細] http://www.hanareproject.net
[問い合わせ] email:info(at)hanareproject.net phone:075-723-8768
[場所] Kitsoune (hair salon x etc... ) 京都府京都市左京区北白川大堂町61
[行き方] 白川御影通上がる東側ホライズンビル2F(B1F/STUDIO RAG)
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伊藤千枝/Chie Ito
1990年「珍しいキノコ舞踊団」を結成。以降全作品の演出・振付・構成を担当し、国内外で作品を発表している。公演は劇場の他、美術館の中庭や映画館、事務所やカフェなど、カラフルな舞台美術や衣装とともにあらゆる空間で上演。その様々な空間で立ち上がるダンスを観客とともに体験し、それぞれの場所、それぞれの身体がもっているダンスを探り「楽しむ」ことを目指している。2003年〜2004年NHK教育テレビ「ドレミノテレビ」の振付を担当、2007年映画「めがね」(荻上直子監督の最新作)の"メルシー体操"振付、UAの新曲「黄金の緑」の振付など。 http://www.strangekinoko.com/
砂連尾 理/ Osamu Jareo
大学入学と同時にダンスを始める。'91年より寺田みさことダンスユニットを結成。自己と他者という人間関係の最小単位である『デュオ』という形態の中で、そこから生まれ出るハーモニーに着目し、人間の新たな関係性を模索した作品づくりを行なう。又、近年はソロ活動を展開し、舞台作品だけでなく障がいを持つ人やホームレス、子どもとのワークショップも手がけ、ダンスと社会の関わり、その可能性を模索している。今秋より、文化庁・平成20年度新進芸術家海外留学制度の研修員としてベルリンに滞在する予定。
Kitsoune(キツネ)
左京区にあるヘアーサロン+α。素敵な空間とオーナーをしたって集まる人は数知れず。http://blog.kitsoune.com/
Chie Ito x Osamu Jareo
We are pleased to announce that we are hosting [hanare lecture series vol.4] on May 25th with Chie Ito and Osamu Jareo, unique and well-respected contemporary dancers. The talk will focus on the "looseness in the context of contemporary dance," "sexurality," "the future of Japanese contemporary dance," while revealing the ideas behind Ito and Jareoユs dance styles. The lectureユs topic also includes how a body (dance) can play a vital role to loosen up the tightly controlled society, and to offer a fresh perspective in the era of overly complicated world. We will serve food and drinks for the lecture, and please email us if you are planning to join us.
[Date &Time] 2008.5.25 (Sun.) 19:00-
[Admission ] 2000 yen (food & drink included)
[Co-hosting] Open University
More Info] http://www.hanareproject.net
[Contact] email:info(at)hanareproject.net phone:075-723-8768
[Location] Kitsoune (hair salon x etc... )
[Access] Located on 2F of Horizen Buid. on the west side of Shirakawadori, little bit north of Mikagedori.
04.16レクチャーレポート/ 04.16 Lecture Report
初めてはなれに来られた方や府外から来て頂いたりして、皆さんありがとうございました。前回のレクチャーに来ていない参加者の方が殆どだったので、まずは
どのような経緯でこの展覧会を企画したのかという話や出展参加に付いての話をざっくりと。(展示の詳細については、渡辺さんのHPを見た方が分かりやすい
ので省きます)そしてNYでの展覧会のレポートに話は移って行きました。400人近くもの人がオープニングに来て、来場者の反応自体は凄く好意的に迎えら
れたようです。NYの展覧会の批評は全て学術誌からで、美術雑誌からのレビュー1つも得られなかったという事を聞いて、それはとっても残念だと思った。美
術誌が機能不全に陥っていることとか、マーケットと繋がらないような展覧会には見向きもされないという経済的な仕組みから、自動的に排除されて、政治性を
排除する方向が出来上がっている。日本でも決まりかけた巡回先がだめになったりと、挑戦的なテーマを避けて通る、きっぱりとしない態度がはびこっていて、
アート関係で働いている人、しっかりしてください!と叫びたくなった。渡辺さんが「アーティストは理想を掲げるのが仕事」っていうような事を言っていたけ
ど、そこに関わるメディアや機関が「理想を掲げる仕事」を全く受け止めることができない現状は、個々がなんとかして変えていかないとだめです、って思っ
た。特に、こういう形でインディペンデントに動いている人がちゃんと活きるような仕組みを考えていかないとね。今回のレクチャーではアート関係の人やら
アーティストの人達も来ていて、いろんな話が飛び交って、彼らからの質問を聞いていてもいろいろ考えるところがありました。この展覧会は、今後東京と京
都、沖縄で開催されるみたいですので、近くに来た時は足を運んでください。
hanare September 10, 2008 11:26 PM