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ソーシャル・キッチンのつくり方

高橋 由布子/ Yufuko Takahashi

hanareのメンバー。デザイン、広報、経理、事務担当。時々ウェイトレス。Social Kitchenができた経緯、運営方法、メンバーのことなどなど、過去の記憶を掘り起こしながら少しずつ紹介していきます。

[ソーシャル・キッチンのつくり方]「喫茶はなれ」スタート

2012.06.01

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ソーシャル・キッチンは2010年にオープンしました。まず3階の共同オフィスが7月から、追って1階のカフェと2階のスペースが9月から運営を開始しました。hanareというグループのメンバーが運営をしています。

 

ソーシャルキッチンの具体的な話をする前に、まずはこのhanareというグループの活動経緯を紹介したいと思います。

 

2006年の4月から、hanareメンバーである須川、高橋、石田の3人で「喫茶はなれ」という活動を開始しました。毎週月曜日に須川さんの自宅を開放し、喫茶店を運営するという活動です。彼女の住んでいた部屋が“離れ”にあったので「喫茶はなれ」。ネーミングについてみんなで話し合った記憶が特にないので、かなり適当に付けた名前と思われます。そして活動を続けていくうちに、自分たちもまわりの人も、喫茶はなれの運営メンバーを「はなれ」と自然に呼ぶようになったので、グループ名もそれをずっと使い続けています。だからhanareという名に特に意味はありません。恐ろしいほどに超テキトーなのです。

 

確か2005年のクリスマス頃だったと記憶します。高校時代からの友人である須川さんが、引っ越し先の家の間取りが面白くて、何かできそうなスペースだから、一緒にここでカフェをしないかと持ちかけてきました。でもカフェといっても本当のお店ではなく、週に1回、友だちを招いて食事を出す。石田さんという料理の上手な人と最近知り合ったから3人でやろう、というのです。

 

家でカフェやるって何のこっちゃ??と思いながら、何だかよく分からんけど週1回くらいやったらいっか、仕事の息抜きになりそうやし…。しかもやるって返事してへんのに既に一緒にやる空気になってるし…。という感じで、私個人に関して言えば、特に断る理由がないから始めたのが本音です(笑)

 

さて、そんな感じで始めた喫茶はなれですが、まず一つだけルールを作りました。それは「何があっても毎週オープンする」ということ。雨が降ろうが、誰か一人仕事の都合で休もうが、やると決めたからにはやる、それも長く続けてやる、という約束をし、あとは簡単なショップカードとブログを作って、食器と椅子を何脚か揃え、人を招く準備をしました。料理はその日の定食1種類のみ、グラスワインとコーヒーなど、簡単な飲み物をいくつか。須川さんと石田さんが交代で作り、私は腕に自信がないのでウェイトレス専門となりました。ただ、前述したとおり、喫茶と名乗っていても本当のお店ではありません。地図も連絡先もどこにも掲載せず、あくまでも友だちや友だちの友だちの範囲しか来れない場所として始めることになりました。

 

そしていよいよオープンの日を迎えます!

 

つづく!

 

>その時のブログは今でも見られます

http://cafekyoto.exblog.jp/

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