hanareのメンバー。デザイン、広報、経理、事務担当。時々ウェイトレス。Social Kitchenができた経緯、運営方法、メンバーのことなどなど、過去の記憶を掘り起こしながら少しずつ紹介していきます。
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文章が短くてもいいから更新頻度をあげろ!というメンバーからのお叱りを受け、今日からそれを実行したいと思います。なので、さらにオチなし、まとまりなしの文章になる恐れありですが、お付き合いよろしくお願いいたします。
今日から数回に分けて「心に残るイベント・ベスト3」の栄えある1位、『GRL Kyoto』についての紹介をしたいと思います。
このプロジェクトは今から思えば、いろんな面においてソーシャル・キッチンをつくる上での土台になったように思います。なのでちょっと長くなるかもしれませんが、丁寧に思い出して紹介していきたいと思います。
前回紹介した3周年記念パーティー開催後まもなく、メンバーの須川さんがGraffiti Research Lab(以下GRL)というアーティストを京都へ呼ぼうという提案をしました。その年(2009年)に開催される横浜国際映像際の参加アーティストとして来日するので、ついでに京都にも来てもらおうというのです。
GRLはエヴァン・ロスとジェームス・パウダリーからなる2人組のアーティストで、ストリートアートとテクノロジーを組み合わせたような活動をおこなっています。代表的な作品として、レーザーポインタを使ってビルの壁などに光のグラフィティ(落書き)を書くことができる「L.A.S.E.R Tag」や、粘着テープにくっついたLEDを投げて遊ぶ「LED Throwie」などがあります。口で説明しても何のこっちゃ?なので以下のリンクをぜひご覧ください。
L.A.S.E.R Tag
http://www.graffitiresearchlab.com/blog/projects/laser-tag/
LED Throwie
http://www.graffitiresearchlab.com/blog/projects/led-throwies/
ビルの壁などにスプレーで直接絵やサインを描くグラフィティとは違い、光で描くL.A.S.E.R Tagや取り外しがすぐに可能なLED Throwieの場合は、壁を汚すこともなく、誰かに迷惑をかけることも、法にひっかかることもありません。自分の住む街をキャンパスに見立て、自由に表現し、遊ぶことが可能となります。そしてこれらの遊びは、街=公共空間の見方/接し方を一気に変えてくれます。
さらに彼らが素晴らしいのは、これらのテクノロジーのソースを全てネット上に無料で公開し、世界中の誰もが自由にこの技術をシェアできるようにしています(ただし広告への利用はNG)。そして世界のあらゆる都市で自発的にGRLのブランチ(支店)がうまれ、GRLの技術を応用して様々な活動へと発展しています。
GRLの映像はそれ以前にも喫茶はなれの営業中に見ていたので、彼らの存在は既に知ってはいました。(余談ですが、喫茶はなれではYouTubuの映像(その大半は歌謡曲)を鑑賞するという謎の催しが突発的によく発生していました。世界地図を眺めながら、どの国に行きたいかみんなでひたすら言い合うという会もよくありました。)でもそのころは世界にはおもしろい人たちがいるのだなぁくらいの認識でした。
しかしこの提案があったとき、私は『4649プロジェクト』で街を舞台にして遊ぶという醍醐味を知り、また『暮らし革命』で大きなプロジェクトで得られる充実感を知った後だったので、彼らの映像を再び見ながらものすごくワクワクしました。彼らが京都に来てくれたら絶対におもしろいことになるに違いない!と確信。ほかのメンバーも全員賛成で、GRLを京都に招聘、さらにGRL Kyotoなるものを新たに発足させよう!というとになりました。
つづく!
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