Top > Media > [かわや版] vol.65 夏休み㊦

Media

かわや版

堀内 陽平/Yohei Horiuchi

1984年5月23日23時53分、京都市生まれ。双子座。B型。男。尊敬する人は西川顕。現在、新聞社にてお仕事頑張ってます。

Yohei Horiuchi was born at 23:53 on May 23rd in 1984, and grew up in Kyoto. He is Gemini and his blood type is B. His hobby is woman. As a freshman, he currently works hard at a newspaper company.

[かわや版] vol.65 夏休み㊦

2011.09.15

 去年の手帳を見返さないと、さっぱり思い出せない。夏休み。どこで何をしていたか。墓参りには行けども、旅行に行く訳でもなく、海を目指す訳でも当然なく。となると、実家で午睡とか。いやはや毎年、この繰り返しでは進歩がない。休めるときは休んで英気を養う。覚悟を決め、8月の勤務表にずらりと並べた「/」の数は12。両手では足りない連休を利用し、いざ海外へ。

 前半はちょいと韓国まで。ソウルで2泊。外見が似ているせいか、意外としっくりくる。料理はやや大ざっぱな味ではあるが、どれもおいしい上、値段も手頃である。日本より物価が安いので、1万ウォン(と聞くと、10000に引っ張られて少し怯む)でもさほど高くない。ついつい、暴飲暴食になってしまう。一方、宿泊先をソウル中心地にしたのは誤算だった。首が痛くなるような高層ビルが林立しているから息が詰まる。ソウルがこんなにも大都会とは。天候も小雨交じりの曇り空で、空気もよどんでいるのにはさすがに辟易した。
 
 いったん帰国してから、後半はデンマークに赴く。ノーマライゼーション発祥の地を訪れてみたい。というのは後日談を踏まえての今の心境。実は、出国前にデンマークから一時帰国していた知人に勧められた。大型連休の予定もあったし、何を隠そう、大学受験でデンマーク語に落ちた痛い過去もあって即断した。コペンハーゲンに滞在した5日間、ゆっくりまちを歩く。観光地を巡ることが目的化して、時間に追われるのだけは御免だったから。目抜き通りを避け、海沿いのデッキでビールを飲みながら、読書したりして羽を伸ばす。物価こそ高いけれども、バケイションには最適の気候で、まちにも開放感がある。車もなくはないが、自転車が目立つ。都市計画として専用レーンが整備されている。「バイクシェアリング」の概念もこのまちから広まったらしい。

 帰国後、入れ替わりで同期がアメリカへ。そもそも、こんな休みの取り方は同じ職場に融通がきく同期がいてこそ成立する。彼も初の一人旅を楽しみしていたようだが、大型ハリケーンで飛行機が飛ばず、予定を早めて帰ってきた。・・・何となく申し訳ない気持ちでいっぱい。ごめんやけど、来年もよろしくどうぞ。

 丹波地域では秋風が吹き始めた。一足早く秋を迎えるスカンジナビアの風が恋しい。


kawaya110915.jpg

GO GO サマー! mix
リムジン江ロック/ チョンソヘン
パチン!パチン!パチン!/ Crazy Kenchanayo Band
Sugar Sugar/ Ukulele Picnic
Sa Mo Jung/ TOKiMONSTA
 
昨今の韓流ブームに食傷気味なら、急いで川西杏を聞こう。イ・パクサ(李博士)によって一世風靡した、韓国の大衆音楽「ポンチャック」に体がムズムズ動き出す。間の手の絶妙なこと。ウクレレのイメージはなかったけど、焼き肉の後の檸檬シャーベットのような爽やかさを。韓国系アメリカ人の美ートメーカー。アブストラクトなビートの断片に、韓国あるいは東洋的な音像が。Shing02との共作も乙。

TOP