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[Note] from Palestine Part1

水曜日。今日はいよいよWest Bankのメイン都市Ramallahに向かう。電話のバッテリーが切れたり、Ramallahの何処にいくとかを考えるのを忘れて出発して若干焦ったけど、タクシーのおっちゃんとかに無理矢理助けてもらって、エルサレムから40分ぐらいバスに揺られてあっさり到着する。パレスチナに向かう車には検問もない。アメードが待っててくれて2ヶ月ぶりの再会。人のエネルギーであふれている街は元気で、生き生きしていて気持ちがいい。ここはFatahの支配下にあることもあり、パレスチナの他地域と比べれば特に世俗的な傾向が強いらしい。完全に封鎖されているガザとは全く違う現実があるのだと思う。早速コーヒーを飲みながら一日の作戦会議/ゴシップ/馬鹿話をする。「ちゃんとオーガナイズしてや!」ってやきもきしていたのが嘘のように、びしっと予約をとってくれていた。私たちとはやり方、時間の流れ、人とのやり取りの仕方が違うから「大丈夫?」って思いたくなる瞬間があるけど、最終的にはちゃんとなるようになっているのがこっちの流儀だと信じることにした。とにかくそこから怒濤の一日が始まる。人権NGOから大学、ヒップなフィルムプロダクション会社、建築家、政治関連団体とバラエティーに富んだ人たちと2時間おきぐらいにミーティング。2人でプロジェクトの趣旨、今後の展開について説明しながら、相手の人がどんな感想を持っているのかを聞くこと、そしてこういうプロジェクトを受け入れてくれる場所を探す。Al Haq FoundationではNasarさんとMusaさんと面会。イスラエルの市民権を持ったパレスチナ人と占領地域に住むパレスチナ人のカップルの現状についての話を聞く。パレスチナでも宗教が結婚に関する法律を律していて、現状になかなな対応できていないらしいので、女性団体とか広範囲のグループが一緒になって、ちょっとづつ文民が律する法律に近づける運動が展開されている。二人とももの静かで、優しい人だった。質問があるときはいつでも連絡をしていいよって言ってくれたのが心強い。その後はアメードと一緒にランチ。彼はラマッラのヒップスター軍団に属している様子。ランチの後はめちゃくちゃおしゃれなカフェでコーヒー。日本にいたら、こういう場所があることすら想像できてなかったと思う。おいしいカプチーノとチョコレートムースを食べながら、International Academy of Art PalestineのディレクターであるKhaledさんを待つ。アカデミーでイベントを開催できたらと思って話すけど、こういうプロジェクト公的施設では開催できないと言われる。やっぱりイスラエル人アーティストが入っていたり、向こうのギャラリーも一緒にとなると、厳しいみたい。ここで起こっていることの現状を考えると、残念だけどその反応はわかる。彼からはイスラエルとパレスチナをアメリカと日本の関係のように扱う危険性を指摘された。それはパレスチナで会った他の人からも言われたこと。圧倒的な不正義が存在し、「占領する側とされる側」というまったく平等ではない関係を持つ二つの地域を「両方とも仲良くしようね」的な態度で扱うことはは許容できないと言われた。あとは占領に反対することをはっきりさせること、政治キャンペーンにせず、出会い系サイトのばかばかしさを失わないように明確にすること。彼自身もイスラエルの市民権を持ち、エルサレムで生活する妻と離ればなれで暮らす、占領政策に翻弄されている一人。両方のアイデンティティーカードを持つ二人の子供は平日はエルサレムで母親と暮らし、週末はお父さんとラマッラで。双子の息子が「今からすぐにエルサレムに来て!」っていう電話があった話をしてくれた。近所のガキ大将的な子供に仕返しするために、お父さんに来てもらいたかったそう。パレスチナのアイデンティティーカードを持つKhaledは特別許可がないとイスラエルに行けないし、許可をもらえるのは病気とか生死に関わる時。ガキ大将をやっつける為に許可を申請しにいったら兵士はどんな顔をするだろう?って言ってた。アカデミーで開催することはできなくても、イベントするときは来てくれるっていうから、それだけで十分。

Al Haq Foundation
International Academy of Art Palestine
Idioms Film
Decolonizing Architecture
Alternative Information Center

hanare December 12, 2008 08:34 PM

[Note] from Israel Part3

長い2日間が終わった。火曜日にはSurfing 4 Peace のArthurと会う。いい話をたくさん聞かせてもらった感じがする。それぞれのの分野でできることをすること、その見本のような人だった。ヒップなサーファーボーイのアーサーはいろんな人との出会いを経て、ガザのパレスチナ人達にサーフボードを送ることを思いつく。世界ちゃんピョンとか世界中のサーファーマフィアネットワーク(結束固そう)からの協力をえて、中古のサーフボードを集めてそれをガザに運んだり、イスラエル人とアラブの人たち共同の大会を開いたり。今はSkaters for Peaceっていうのも作りたいって言ってた。できることをコツコツと。「自分のやってることが問題の解決に直結するわけではないけど、シニカルに生きるよりは僕はナイーブであり続けたい」って。私たちのプロジェクトに対しても「ゴー!」っていう暖かい励ましの言葉をもらう。いい味方ができた。その後はイスラエル人とイスラエル人が混ざって住んでいる地域で文化センターに関わっているチェブにヤエールはんと一緒に会いにいく。そういう地域でやる意味を感じつつも、あんまり手を広げすぎない方がいいのではないかということで意見が一致。限られた時間の中で開催するんだから、2つの場所で最高にかっこいいイベントをすること、その為に印刷物とかも含めてちゃんと制作することがこういう政治性のあるプロジェクトでは特に大事だと思う。

hanare December 12, 2008 08:31 PM

[Note] from Israel Part2

今日は日曜日にくらべると比較的ゆっくり。昨日は頑張りすぎた。近所のマーケットにも足を運ぶ。やっぱりナッツ類、ドライフルーツ、豆が充実している。(食べるご飯は全ておいしい。特にイラク系、イエメン系料理が最高)野菜も果物もめちゃくちゃ安くて、わいわいとした活気にあふれているのが気持ちいい。ヨーロッパのマーケットとはまた違う雰囲気で、私はこっちの方が好きかもしれない。テルアビブの街はマイアミを彷彿させる。天気が温暖でおしゃれっ子達が闊歩し、宗教という雲に覆われたようなエルサレムとは違う空気が漂っている。若い人達がこちらに逃げてくるのもわかるような気がする。陽気でおしゃれで、当たり前だけど私たちと同じように、恋やら仕事の悩みを抱えている友達やその友達と、この国のあり方に距離がありすぎて、どういう風に理解したらいいのだろう。人の生活を知れば知る程、何かを簡単に言い切ることができなくなる。今日はブルクリン人脈のナダッフの新オフィスに遊びにいったり、ヤエールの友達に会う。ナダッフとは共通の友達の近況を話したり、フィルムディレクターである彼の最新作のことを聞いたり。イスラエルまで来て、ブルックリンの親友のことを知っている人に会うのは不思議な感じ。とにかく、毎日「こんなアイデアがあるんだけどどう思う?」ってい質問から始まって、いろんな人の意見を聞いて回る。会う人は基本的に進歩的な人たちばかりだから、みんな「面白いやん!」っていろんな情報をくれたり助けてくれるから、絶対実現させるっていう思いが強まる一方で、不安がどんどん募っているのも事実。明日は「Surfers for Peace」代表の人と、お金を出してくれるかもしれないかもの人(?)にプレゼンテーションをしにいく。どうなるかな。

Today is quite slow compared to yesterday. Despite that I have been here only for 2 days, it feels like I have been here for at least for a week. Very intense, interesting productive days. There is a big market near Yael's house and it's one of my favorite place already. This market, filled with people voices and energetic atmosphere,  is very different from European markets or Japanese ones I know, something really new.  I am really impressed by a variety of dried fruits, nuts, beans, and vegetable and fruits that are super fresh and cheap!!! Walking around the city and seeing hip young people gives me a better understanding of why young people want to leave Jerusalem, which air appears to be covered by heavy presence of religion. I don't know how to understand the gap between my friends and their friends, easy-going, warm hearted, and really cool people, who struggle with jobs and love relationships like us in Kyoto, and political practices of this country. They just seem to be so far away from each other. The more I get to know everyday life of people, harder it gets to condemn something as black and white. I visited Nadav's new office today as well to talk about our mutual friends and exchange the ideas. It's a bit strange and funny to talk about Brooklyn people in Tel-aviv. He has made really good films and now he is working on the film about salt with a Japanese character in it!  Otherwise I met Yael's friends, went to a exhibition space where she is going to be a part of the group show, to think about how to present her work together. I am going to see Arthur from "Surfers for Peace" tomorrow. My life/job of meeting people continues...

hanare December 10, 2008 01:20 AM

[Note] From Israel Part 1

今日は日曜日。朝から晩まで歩き回って疲れた。朝一番にAdalahの弁護士オーナとのミーティングがあり、いちからプロジェクトの趣旨を説明する。裁判所での仕事からわざわざミーティングに駆けつけてくれて、それだけでも、本当にありがたかった。このプロジェクトは2つの柱からなっていて、一つはばりばりの出会い系サイトを作ること、もう一つは国籍、市民権によって家族を作るという基本的な権利がイスラエルでは尊重されていない点を「よくある質問」「ヒント集」で指摘して、人種差別的な法律のあり方をちゃんと明らかにするという点にあった。過去形を使ったのは、彼女からのかなり鋭い指摘を受けて、考え直した方がいいかもなぁと思い出しているから。この紛争のことを知れば知る程、単純に「個人の愛の力が解決する!」って言えなくなって来たときに、カップルを助ける為にも、サイトの立ち位置を明らかにするためにも、法律を含んだ情報を見せることで、現実の問題点を出したいと思った。その思いが強くなればなるほど、複雑な法律と行政執行の詳細にこだわりだしたんだけど、「それで情報が間違っていたら責任をとれるの?」って聞かれて、困った。私が一番関心を持っている法律は時限立法だから、毎年変更があり、しかもその扱い方も政府の裁量にゆだねられている点があって、「言葉もわからず、専門家でもないあなたが中途半端に掲載するのは危険」ということを指摘された。その通りだと思う。もっともっと役立つ情報をっていう思いから調べだしたけど、深入りすればする程、自分で扱いきれない分野にまで手を出しすぎていたのかなと思う。もう一回いろんな情報を整理して、どこを一番を押したいのか、整合性を考えないと全部が中途半端になってしまう。外の人間がこういう問題に関わろうとするとき、「このことについて勝手に考えたい」という気持ちと、この問題に内から100%関わっている人たちに対して、どれだけ真摯で繊細になれるのかを考えないと、がんばっている人の努力を台無する危険性すらある。もう一度考え直さないとあかん。その後はエルサレムに移動して、ヤエールの友達にあったり、「Wedding& Photography」というギャラリーによる。マーケットのど真ん中にあるそのギャラリーはヨランが古いビルから集めてきた窓枠と、エルサレムの街の写真が展示されている場所。なぜ窓枠かというと、エルサレムでは日本と一緒で古いビルや家が凄い勢いで潰されて、無味乾燥の新しいビルがどんどん建設されている。壊されているふるいビルの窓枠(びっくりするほど美しい)がもの凄い数で展示/放置されていて、かなり異様な美しさを放っていた。彼は窓枠からエルサレムのこと、イスラエルの社会を考えたいんやと言っていて、それは成功している。そして最後はBarbur Gallery のAviと Yanaiとのミーティング。素敵な場所、人だった。とにかく場所がかっこ良かったし、印刷物のデザインとかの手を抜かないという姿勢も好き。彼らのガーデンではオーソドックスジューウィッシュの子供達がワークショップで走り回っていたりという微笑ましい光景があったりして、ちゃんと根付いてる。彼ら自身もギャラリーがある近辺に住むことに意味があるっていってたし、衣食住を混合して、ギャラリーだけでなく全体としてその地域を引き受けようとしているのが伝わってきた。ここは4人のアーティストによって運営されていて、彼ら自身もイスラエルでは有名なアーティストらしい。エルサレムでは近年市の保守化や紛争が身近にありすぎる現実を嫌う若者がどんどん街を流出する傾向があるので、彼らがギャラリーを開いたときは市もその重要性を認めて、援助を申し出たそうです。Yanaiがこういう場所があることで、クリエティビティーを発散する場所を確保したいと言っていた。でミーティングも上手く言って、夏に私たちの展示/イベント/シンポジウムを開催できそう。「ネガティブな反応とかもたくさん出てくるだろうけど、こういうプロジェクトを受け入れるのはアートギャラリーしかない」って言ってくれたりして、ちょっと感動した。この場所を知った時に絶対ここがいい!って思っていたので夢がかなったね。ただ、どんな風にプレゼンするかについてはもっとアイデアを出して欲しいと言われたので、残りの時間でもう少し話し合わないと。Ramallahとストリーミングで繋ぐアイデアとかも出てた。hanareのことも紹介して「お互いにがんばろうね」ってなり、元気が回復する意見交換ができた。一日の終わりがこのミーティングでよかった。しみじみ。

hanare December 8, 2008 06:22 PM

[Note] Trip to Israel & Palestine

関空から韓国経由でテルアビブへ。ソウルからテルアビブに向かう大韓航空の機内より。一列を占領できたのもあって、今までの飛行機人生の中で、ナンバーワーンの乗り心地です。最近は機内食を食べずに自分でサンドイッチやおにぎりを作っていくことが多かったんだけど、今回は食べた。だって、メニューはビビンバ!ちゃんとした陶器のお皿にナムルやら乾燥大根がたっぷり入っていて、暖かいご飯と唐辛子ペースト、キムチ、ごま油で合えて食べる。干し大根がシャキシャキで歯ごたえがちゃんとあり、ごま油のにおいがプーンと香る、飛行機でこんな思いをしてもいいの?っていうくらい美味しかった。これからは大韓航空一筋でいきたい。飛行機の中、明日からの短くて濃そうな日々に思いを馳せる。どんな毎日になるんだろう。ヤエールがいろんな人とのアポをとってくれたり、ブルックリン人脈との面会があったりして、日々誰かに会うことになりそう。日曜日には朝9時から弁護士の人との面会が待っている。AdalahというNPOの弁護士で、これまで情報収集するのに一番役立ったサイトを作っているNPOでもあるので、多少緊張気味。市民権/居住権獲得のための要件が第2次インティファーダ以来どう変わってきたのか、過去の動きと今後の見通し、現実に存在するカップルの具体的事例を聞くのが目的。また、市民権/居住権の習得要件を定める時限立法と、結婚制度そのものの将来的な見通しについて(Civil Marriageが将来的に合法化されるのかどうか)、人権団体、女性運動やGLBTも含む市民運動がどういうアプローチで動いているのか、政治の動きも含めて教えてもらいたいと思ってます。夕方にはこのブログでも取り上げた、今一番気になる場所、Barbur Galleryとのミーティングのためヤエールと一緒にエルサレムへ。プロジェクトの為に会いにいくんだけど、運営方法とか財政状況とかを実際的なことも厚かましく聞いてみたいな。飛行機の待ち時間に、展覧会に会わせたシンポジウムのアイデアを考えていた。直球勝負すぎる内容だけど、扱っている題材が題材なだけに変にひねったりするよりもこのままの方がいいかもしれない。シンポジウムに呼んでみたい人の名前も数名浮かんで来たので、このアイデアも提案してみるかね。今夜は再会を祝って、ヤエールと作戦会議もしつつゴシップ話で夜が更けていきそう。

hanare December 7, 2008 09:19 PM

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