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イベント 「Kさんが話していたことと、さみしさについて」を読む

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「Kさんが話していたことと、さみしさについて」は、陸前高田である一人の女性が2011年4月から2012年1月までに話していたことと、その町で過した著者の瀬尾夏美さんのことばが記述されたあるひとつの記録です。

 

色んな思いを抱く人達とともにひとつの町で、私達は暮らしています。「その町に生きて暮らす」ということは、誰かが生まれて、亡くなって、誰かがやってきて、そして去っていく。本来そんなことの繰り返しの上に、建物が立って、町があるはずなのだけれど、そこにぽっかりと浮かび上がっているはずの「さみしさ」について、誰かといっしょにゆっくりと足をとめてみたり、話しをしてみる時間は、意識を向けてみない限り少なくなっているのではないかな、とふと思うことがありました。

 

そんな「さみしさ」について、少しだけ肩の力を抜いて見つめられる時間が持てればと思い、今回、瀬尾夏美さんの「Kさんが話していたことと、さみしさについて」のテキストの朗読会を開催します。

 

40分程の朗読のあとに、いらっしゃった方々同士でゆっくりお話しする時間も設けます。

 

「復興」ということばに対してほんとうに大切なことは何なのだろう、今一度ゆっくりと見つめ直せるような、そんな時間が持てれば幸いです。

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朗読:金谷麻美

即興の舞踏表現や演劇に携わりながら『kitchen hanare』でお絵描き会やお話会などの企画やウェイトレスをしている。2011年〜2014年まで震災や原発についての問題を考える市民活動グループSocial Kitchen Working Groupに参加。2013年に滋賀県の古本屋「半月舎」で「Kさんが話していたことと、さみしさについて」を読む為にはじめて朗読に挑戦。以来、2年ぶりの朗読なので緊張。

 

 

テキスト:「Kさんが話していたことと、さみしさについて」

著者:瀬尾夏美 

画家、作家。 2011年3月末、映像作家の小森はるかとレンタカーを借りてボランティア活動へ出発。そこで出会った人の言葉をきっかけに、津波が襲った地域をまわり、小森はるかとアートユニットでビデオ、写真、言葉、スケッチ等を用いた記録活動をはじめる。 2012年4月、岩手県陸前高田市に拠点を移し、地元の商店で働きながら、風景と人びとのことばの記録をテーマに制作をはじめる。2015年4月、仙台にて、東北で記録・ドキュメンテーションを考える一般社団法人NOOK(のおく)を立ち上げる。現在は、巡回展「波のした、土のうえ」を、陸前高田を皮切りにし、神戸・新潟・福島・宮城など日本各地に自主企画で巡回中。

Komori Haruka + Seo Natsumiホームページ http://komori-seo.main.jp/

 

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2016年3月10日(木)

19:00start (18:30open)

■参加費 500円 

※カフェでの開催につき+ワンオーダーにご協力お願いします。

■ご予約:mamikeru@yahoo.co.jp

又はFacebook 「Kさんが話していたことと、さみしさについて」を読むイベントページまで

 ■時間割

19:00〜朗読会

20:00〜おはなし会

■おはなし会は参加無料です。お気軽にどうぞ。

  • 講師:
  • 日程:2016年3月10日(木)
  • 時間:19:00start (18:30open)
  • 料金:500円(カフェでの開催につき+ワンオーダーにご協力お願いします)
  • 企画:kitchen hanare+豆暦
  • 問合せ:mamikeru@yahoo.co.jp

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