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Cafe LGBT+ presents たたかう、アート!

たたかう、アート!〜LGBTの権利獲得運動とアートの関係を探る
〈全6回シリーズ|予定〉

 

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 LGBTの権利運動について考える時、アートや表現との関係は重要である。例えばアメリカ合衆国におけるLGBTの権利運動は、ストーンウォール事件(1969)やエイズ危機とそれへの対抗運動「Act Up」(1980〜96)、若年LGBTの相次ぐ自殺をきっかけに立ち上がったIt gets better Project(2010〜)といった出来事と共に語られる。そしてそこには、ストーンウォールにおけるジュディ・ガーランド(女優)、「Act Up」におけるキース・ヘリング(画家)やアンディ・ウォーホル(画家)やラリー・クレイマー(劇作家)、It gets betterにおけるジャネット・ジャクソン(歌手)やレディ・ガガ(歌手)のように、運動と表現者との協働が常にあり、その影響関係は極めて強いものです。
 日本においてLGBTを取り巻く環境が大きく変化しようとしているいま、LGBTが置かれている状況をつまびらかにし、今後どのように対応しうるのかを考えるとともに、LGBTの権利獲得運動とアートの関係を探っていきます。

予約・問合せ先:
希望するテーマ、お名前(ニックネーム可)、ご連絡先(メールアドレス/変更等があった際にお知らせいたします)を記入のうえ、メールにてNPO法人アートNPOリンク(cafelgbt@arts-npo.org)までお申し込み下さい。
*お送りいただいた情報は目的外に利用いたしません。



【内容】
1|キックオフ・ワークショップ
釜ヶ崎芸術大学2015講座「男女と色恋」

内容:女と男が、なにをする? でも、そもそもあなたが「男だ」「女だ」と、だれがいつ、なぜ決めたのだろう。
日時:2015年7月25日|土 14:00〜16:00
会場:西成市民館(西成区萩之茶屋2-9-1)
定員:30名(定員になり次第締切)
アクセス:http://bit.ly/1Hd1Sut
講師:あかたちかこ(思春期アドバイザー)、
   山田創平(社会学者)

あかたちかこ
思春期アドバイザー
大阪生まれ。大学在学中に出会った「エイズ予防」をおもしろい!と思って、そのまま、気がついたらそういうことを仕事にする人になっていた。今は、中学生から 大人までを相手に、恋愛やセックスや性病やその周辺について話したり、聞いたりする日々です。時々、保健所で相談屋さんをしたり、大学や児童自立支援施設(教護院の現代版)で教えたりもしています。
山田創平(やまだそうへい)
社会学者
京都精華大学人文学部准教授。群馬県生まれ。名古屋大学大学院修了。文学博士。専門は地域と差別、地域におけるHIV感染対策、地域と芸術。厚生労働省所管の研究機関や民間のシンクタンクなどを経て現職。近年は国内外のさまざまなアートプロジェクトでリサーチやコンセプトデザインに関わっ ている。HAPS実行委員、ブレーカープロジェクト実行委員。


2|Cafe LGBT+ 公開研究会 Vol.1
「MSM(男性間性交渉者)がおかれている現状について」

内容:LGBT当事者が置かれている状況はあまり知られていると言い難い。MSM研究の第一人者である日高庸晴氏に、MSMの状況についてお話しを伺う。
*MSM=男性間性交渉者(Men who have Sex with Menまたは Males who have Sex with Males)のこと。同性と性交渉する男性を意味することば。
日時:7月31日|金 19:00〜21:00
会場:大阪市立大学・梅田サテライト(大阪駅前第2ビル6F)
定員:30名(定員になり次第締切)
アクセス:http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/access/
講師:日高庸晴(HIV/AIDS対策、社会疫学、健康科学)

日高庸晴(ひだかやすはる)
HIV/AIDS対策、社会疫学、健康科学
宝塚大学看護学部教授、厚生労働省エイズ動向委員会委員、日本思春期学会理事。京都大学大学院医学研究科博士後期課程修了、博士号取得。カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部エイズ予防研究センター研究員、財団法人エイズ予防財団リサーチレジデント・流動研究員、関西看護医療大学看護学部専任講師、宝塚大学看護学部准教授を経て現職。
ゲイ・バイセクシュアル男性対象の全国インターネット調査は、1999年以来累積7万人の回答を超えている。


3|Cafe LGBT+ 公開研究会 Vol.2
「同性間パートナーシップと法制度の国際比較」

内容:同性婚やパートナーシップ制度は、同性愛者だけの問題ではなく、新しい社会保障といえる。各国の法制度と比較しながら、その思想潮流を探る。
日時:8月8日|土 19:00〜21:00
会場:大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)
定員:30名(定員になり次第締切)
アクセス:http://bit.ly/1HJJGw1
講師:谷口洋幸(国際人権法)
進行:三輪晃義(弁護士)

谷口洋幸
谷口洋幸(たにぐちひろゆき)
国際人権法、ジェンダー法学
高岡法科大学准教授。中央大学大学院博士後期課程修了、博士(法学)。日本学術振興会特別研究員PD、クィーンズランド大学客員研究員、早稲田大学 比較法研究所助手を経て、現職。専門は国際人権法・ジェンダー法学。日本学術会議法学委員会LGBTI権利保障分科会連携会員。著書に『性的 マイノリティ判例解説』(信山社・2011、編著)、『性同一性障害:ジェンダー・医療・特例法』(御茶の水書房・2008、共著)ほか。特定非営利活動法人共生社会をつくるセクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク理事。


4|Cafe LGBT+ 公開研究会 Vol.3
「90年代京都のアートアクティビズムにおけるLGBTムーブメントと現在」

内容:京都におけるアートアクティビズムの系譜と、その活動をひもとき、現在のヘイトスピーチに対するアート的アプローチの可能性について話し合う。
日時:8月22日|土 19:00〜21:00
会場:ソーシャル・キッチン
定員:30名(定員になり次第締切)
アクセス:http://hanareproject.net/access_contact/
講師:ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(アーティスト)
進行:山田創平(社会学者)

BuBu de la Madeleine(ブブ・ド・ラ・マドレーヌ)
アーティスト、ドラァグクイーン
京都市立芸術大学美術学部美術科構想設計専攻卒業後、90年代より国内外でパフォーマンスや映像・テキスト・ドローイング作品等を制作。同時にHIV/AIDSと共に生きる人やセックスワーカー、セクシュアルマイノリティや女性の健康や人権についての市民運動に携わる。2012年秋に都市社会学者の山田創平らとのユニットによるプロジェクト「水図」を別府にて発表。2013年よりヘイトスピーチに抗議するカウンター活動に参加。毎月第四金曜には京都クラブメトロにてドラァグクイーンとして(ほぼ毎月)出演中。


5|Cafe LGBT+ 公開研究会 Vol.4
「アメリカにおけるセクシュアルマイノリティ・アクティビズムとアートの関係」

内容:アメリカのアートシーンおよびポップカルチャーにおけるセクシュアル・マイノリティの描かれ方とその政治的アクションについて伺う。
日時:8月28日|金 19:00〜21:00
会場:大阪市立大学・梅田サテライト(大阪駅前第2ビル6F)
定員:30名(定員になり次第締切)
アクセス:http://www.gscc.osaka-cu.ac.jp/access/
講師:藤田淳志(アメリカ演劇研究)
進行:山田創平(社会学者)

藤田淳志(ふじたあつし)
アメリカ演劇研究
愛知学院大学教養部准教授。名古屋大学大学院国際言語文化研究科単位取得退学、文学博士。愛知学院大学教養部講師を経て現職。専門はアメリカ演劇。著書に『ジェンダーと「自由」:理論、リベラリズム、クィア』(彩流社・2013、共著)、『Tony Kushner:New Essays on the Art and Politics of the Plays』( McFarland & Company,Inc・2006、共著)ほか。
ブロードウェー、オフブロードウェー演劇やポップカルチャーに描かれるセクシュアル・マイノリティとその政治に関心がある。


6|Cafe LGBT+ 公開研究会 Vol.5
近日発表予定!



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※各回の会場が異なりますので、お出かけ前にご確認ください。
共催:ソーシャル・キッチン
   釜ヶ崎芸術大学(NPOココルーム)7月25日
研究助成:大阪市立大学先端的都市研究拠点・共同研究
事務局:NPO法人アートNPOリンク
*本事業は、大阪市立大学都市研究プラザ・先端的都市研究拠点「共同利用事業・共同研究公募」の助成を受けて実施するものです。

  • 講師:
  • 日程:2015年7月25日(金)、7月31日(金)、8月8日(土)、8月22日(土)、8月28日(金)
  • 時間:初回を除き、19:00〜21:00
  • 料金:
  • 企画:Cafe LGBT+、NPO法人アートNPOリンク|表現の糧学校、 hanare
  • 問合せ:cafelgbt@arts-npo.org

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