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Cafe LGBT+ 『同性婚は憲法違反?!』

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Café LGBT+というLGBTと人権にまつわる活動が始まりました。LGBTとは、L=レズビアン、G=ゲイ、B=バイセクシュアル、T=トランスセクシュアル/トランスジェンダーの頭文字をとった語で、セクシュアル・マイノリティや多様な性のありようを表したことばです。わたしたちはLGBTに「+(プラス/ポジティブ)」をつけ、LGBT当事者のみならず、多様な性をあるがままにとらえ、だれとでも/なににでも接続可能であるというポジティブな意味合いを込めました。
 Café LGBT+は、食事を囲みながらLGBTと人権について話し合ったりアクションを起こしたり、ときに制度や政治について学び合ったりするなかで、LGBT当事者/非当事者の垣根を越えたゆるやかな集いの場=コミュニティづくりをめざしています。
 これまでに数回、会を重ねるなかで、LGBTが社会的に存在していないとされ、基本的な権利が確立されていない状況に異議をとなえるようなアクションを起こすことができないかという話題がのぼりました。

 8月23日のCafe LGBT+では、『同性婚は憲法違反?!』と題し、初めて公開ミーティングを開催。LGBT支援法律家ネットワーク・メンバーの三輪晃義弁護士に講師をお願いし、LGBT支援法律家ネットワークと同性婚にまつわる法律のお話しをしていただきます。

内容:『同性婚は憲法違反?!』
1|憲法ってなに?
2|人権ってなに?
3|婚姻(結婚)ってなに?
4|同性婚をする権利は憲法で認められているの?
5|同性婚ができないことを理由に訴訟を起こせるの?
6|内縁ってなに?
7|外国では同性婚は認められている?
8|日本で同性婚を実現するためには?



同性婚/パートナーシップ制度について
たとえば、同性同士がいっしょに生活をしていても扶養家族にできなかったり、内縁として認められなかったりします。救急医療の場では、家族でないからと面会がかなわなかったり、外国籍の人との同性カップルではビザの問題も起こっています。わたしたちはこれらの問題を、幸福追求権や婚姻の自由といった基本的人権の侵害であり、同時に社会保障制度の不平等な運用であると考えます。

 世界各国に目を向けると、欧州のほとんどの国で同性結婚あるいはパートナーシップ制度が定められ、また運用の検討が進められています。また先日はアメリカの合衆国最高裁判所が同性のカップルに異性間の夫婦と同じ権利を保障していなかったこれまでの連邦法を違憲無効とし、それを受けて多くの州で同性結婚の登録がはじまったことが大きく報道されました。また、アジアでも台湾やベトナム、タイなど数カ国で、同性婚やパートナーシップ制度の法制化に関する議論がはじまっています。日本でも最近、同性婚に関して市民レベルのさまざまな活動が繰り広げられています。

 同性婚やパートナーシップ制度は、じつは同性愛者だけに関わりのある問題ではありません。「婚姻の自由」は結婚の概念を拡張し、また結婚以外の人間関係を法的に承認し、その権利を社会的に保障するという意味において、これまでにない市民の連帯や人間関係を可能にする画期的な思想潮流です。現在権利の認められていない人々には人権を、すでに結婚している人々にはその法制度のより自由で柔軟な運用をもたらす「婚姻の自由」は、閉塞する現在の社会を考えるうえでも重要なキーワードです。
 そこで、Café LGBT+は、まず手始めに「同性婚」をテーマとして掲げ、現在すでに展開されているさまざまな社会的アクションに連帯していきたいと考えています。


主催:Café LGBT+
共催:Social kitchen
協力:アートNPOリンク

  • 講師:三輪晃義(弁護士)
  • 日程:2014年8月23日
  • 時間:19:00〜
  • 料金:無料 (カフェで食事やドリンクを注文してください)
  • 企画:Café LGBT+
  • 問合せ:

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