- 講師:
- 日程:2013年7月25日(木)
- 時間:19:00~21:00
- 料金:無料(カンパ制)
- 企画:主 催:NPO法人アートNPOリンク、協 力:hanare × Social Kitchen
- 問合せ:アートNPOリンク:anl@arts-npo.org、080-2444-6322
調査報告&フィードバック
「アートの社会介入と対話による社会的交換:コミュニティの活性化に向けた実践事例から by ジャネット・ピライ」
社会におけるアートの役割とはいったいなんでしょうか。
アートが地域社会に介入し社会的課題に取り組むのはなにゆえでしょうか。
いかにしてアーティストや大学、NPOは、アートと日常生活、あるいは政治や社会的課題にコミットすることができるのでしょうか。
「地域の文化」は、地域と人々の相補的で濃密な関係の中から、途方もなく長い歳月をかけて培われてきたものです。アートによる地域社会への介入は、その地域の文化に「変化」を促すということです。どのような「成果/結果」になろうと、現状に「変化」を及ぼすことでしかいまここにある状況は変わりません。また、「変化」がなければ重層的で多層的な文化も形成されえないでしょう。
人々とともに「表現する」ことを通して社会を変えようとするアート実践者たち。アートに携わる実践者たちは、何を見いだし、どのような責任を背負いながら社会介入を続けているのでしょうか。
今回のアートNPOリンク井戸端会議は、ゲストにジャネット・ピライ氏(ペナン|マレーシア)をお招きし、同氏が数ヶ月に渡って調査した日本の事例について、ご自身のマレーシアでの活動をふまえながらご報告いただきます。日本の、とくにローカルなエリアにおけるアートによる社会介入と若い世代の果敢な実践に可能性を感じるというピライ氏とともに、プロセスと対話によって生じる創造的で革新的なアートプロジェクトの事例をケース・スタディとしながら、「社会に介入するアート」についてみなさんと考察を深めます。
ジャネット・ピライ
非営利組織Arts-ED代表、カルチャー・プラクティショナー、マレーシア科学大学芸術学部准教授。研究対象は、文化的再生、コミュニティとの協働、クリティカル・ペダゴジー(問題提起型教育/批判的教育学)。アート分野における学者および実践者であり、舞台演出家としてのキャリアも持つ。Arts-EDでは、コミュニティレベルでのアート・エデュケーション、芸術実践者のキャパシティ・ビルディング、芸術文化に関する調査やアウトリーチなどさまざまな取り組みを行っている。
*予約申込は不要です。直接会場にお越し下さい。
*ワンドリンクオーダー制です。飲食は、カフェ・ソーシャル・キッチンにてお求めください。
ゲスト:ジャネット・ピライ
進 行:樋口貞幸(アートNPOリンク)
通 訳:須川咲子(ソーシャル・キッチン)
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