- 講師:Yannick Vanderborght、山森亮
- 日程:2013年5月17日(金)
- 時間:19:00〜20:30
- 料金:1,000円
- 企画:hanare
- 問合せ:info@hanareproject.net
オープンミーティング「踊るように、みんなと、話がしたい」vol.4、vol.5では、Social Kitchenの実際的なサヴァイバル策から少し距離を置いて、「ベーシックインカム」という素敵でひらめきのあるアイデアと、Social Kitchenのサヴァイバルとこの社会に生きる人々のサヴァイバルがどう交差するのか、ということを考えてみます。
vol.5では、ベルギーから、ベーシックインカム研究者のYannick Vanderborghtさんに来てもらい、山森亮さん(同志社大学教員)との対談レクチャーを実施します。最近のイタリア総選挙で躍進した「五つ星運動」もベーシックインカムを訴えているように、ヨーロッパではベーシックインカムへの支持が、より広範囲に渡っているように見えます。実際のところはどうなっているのでしょう?ヤニックさんと山森さんにヨーロッパの現状につい話してもらいます。
5月19日(日)には、「ベーシックインカム:福祉国家を改革するラディカルな構想?
Basic income in Japan: Prospects for a radical idea in a transforming welfare state」という国際シンポジウムが同志社大学であります。
Social Kitchenとベーシックインカム
人々の創造性や社会性を発露する場所として設計されているSocial Kitchenのような施設にとって「ベーシックインカム」というアイデアが希望になりうるのではないかと考えます。何故なら、「ベーシックインカム」が給付され、現社会で誰もがひとまず食べていける状況を作り出すことで、個々の固有性(性格、才能、技術、知識等々)を最大限発揮することと、それを競争社会の中で切売りしながら、貨幣を稼ぐことを分離できる。それはつまり、個々の創造性や社会性を、既存社会を覆さない範囲の「適度な創造性と適度な社会性」として制度化してしまっている現状を変えることに繋がるからです。
ベーシックインカムとは?
「ベーシックインカム」はざっくりいうと、ある一定金額のお金を個人単位で毎月給付するというものです。その理論的裏付けや、実際の金額や財源、具体的な実施方法については、これまで多様なモデルが議論されています。
「ベーシックインカム」の基本的なアイデアについては、山森さんのインタビュー記事を読んでみてください。
参加方法:直接会場に来てください。
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