日本語で造語を作ってみると、意味のわかったような、わからぬような言葉になりますが、「贈与経済労働者」、英語だとGift Economy worker。自分の労働をプレゼントするというプロジェクトをクリストフがSocial Kitchenで始めています。今日で5日目。当初は、hanareの「共同所有物」になりたいという提案だったのですが、「人を所有するのが気持ち悪い」という意見があり、それに対して、「僕の労働をプレゼント」だと思ってほしいという再提案があり。。。2転3転によって、今の「贈与経済労働者」に落ち着きました。贈与経済というのは、こうやって文字にしなくても、毎日何らかの形ですでに行われている営みだけど、それに言葉を与え、あえてプロジェクトにしてみる、そしてそこから見えてくることがあるかもね、という話です。そこから見えてきたこと:
○助かる
○贈与行為は完全にボランタリー
○与えられるだけでは不安
○何をどうやって、返せばいいのか考える、考えたい
○本人に返さなくても、本人以外の第三者に返すのもあり?
○贈与が交わされる期間は、直近でなくてもいいかも?長い、長い期間を経てお返しが終わることを含めて、ありとする?
こんなような事を毎日、話し合っています。ただ、私たちだけがこのギフトを独り占めするのももったいないので、人手が必要そうな場所に声を掛けたり、Social Kitchenに来る人にも、このプロジェクトを説明して、彼のギフトを広めようと思っています。
Social Kitchenに来る人に「必要な労働があれば気軽に声を掛けてほしい」と、いう話をしても、あまり多くのオファーはない。クリストフが日本語を話さないことも理由の一つかもしれませんが、近所の人や周りの人は
○みんな満たされた生活を送っているの?
○人に頼むことに慣れていない?
○知らない人とのコンタクトを避けている?
このどれかかなーと思ってます。彼の労働を必要としている人に届いていないだけかもしれません。あと、10日間程あるので、これは!と思う人、困っている人、何かを必要としている人は、Social Kitchenまで来ていただくか、連絡をください。
1日目(ほぼSK仕事)※この作業着は、仕事をしていることをわかりやすくわかってもらうため。
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