ソーシャルキッチンのカフェでは食材をなるべく捨てずにすむように工夫をしています。かぼちゃはワタも使ってスープに、野菜の皮は基本にむきませんがむいたら捨てずに細かく刻んできんぴらやナムルなどに。捨てたくないのはどこもそれぞれの部位にそれぞれのおいしさがあるからです。安心できるものだからこそできることです。
それでも捨てなければならないものは生ごみとなります。生ごみもソーシャルキッチンでは岩倉の畑の肥料として使用しています。生ごみをゴミとして捨てず畑に還すことはとても気持ちがいいのです。
おいしい食事を提供するだけでなく、食材のその後に関わりまた作物が生産される、そんな循環が生まれたら。それは考え方とかいうよりまず行動。やってみたいという感じから。
結構しんどいけど面白いので続けていたら気が付けば一年たっていました。
専用のバケツで生ごみを発酵させて頃合いが来たら畑の畝間に投入。
生ごみを入れるため畝間はかなり広くとってあります。
くわで広げて土や雑草とよく混ぜあわせる。
雨が全然降っていなかったので土がサラサラです。
生ごみを入れる時に臭いを感じますが腐敗した臭いでないかを毎回臭いの種類で確認するようにしています。
今年は白いトウモロコシができました。立体農法でトウモロコシにインゲンを絡ませてあります。
吉村 美智子
Social Kitchenの外での活動になりますが、hanareでは畑部というものが随分前から始動しています。近所にあるトリペルというお店の米田さんが岩倉に借りている畑を借り、吉村さんが試行錯誤を続けています。まずはハーブとかからSocial Kitchenの1階で使えるようになればいいなと思っています。9月には椋川まで、hanareradに現在滞在中のクリストフと彼女を引き連れ、稲刈りに行って来ました。ちなみに、Social Kitchenの1階喫茶では、椋川の水本さんの骨太野菜を使っています。大型の機械を使わず、全て手で刈り取るので、予想外に全然はかどらず、大変でした。しかも刈り取ったものを天日干しするためにまとめる作業もあり、改めて有機農業をやるのは、大変なことだと実感。
畑部では米田さん達と協力して、11月に都市生活者と畑というテーマで試食会や勉強会を実施する予定です。あと、畑部で一緒になって岩倉の畑の面倒を見ていってくれる人も同時募集です。気になる人は、mikko@hanareproject.net までメールをください。
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