7月から、Social Kitchenで野菜市を開催しています。
隔週の日曜日、朝9時から12時まで。
12時からは、少し規模を縮小して、Cafe営業をしながら引き続き販売しています。
日程は月初めに随時告知します。
滋賀県の椋川とゆう過疎地域の新規就農者で有機農業をされている水本さんを中心に、椋川の近隣で同じようにがんばっている農家さんからの野菜を販売しています。
昨日、Social Kitchenのみんなで椋川を訪ねました。
日差しがとても強かったのですが、京都よりは涼しく、目の前に広がるのは緑色の風景だけ。
時間を忘れ、のんびりできる土地です。
今回は水本さんの畑を見せてもらいました。
椋川は涼しい地域なので、野菜が採れるのが京都より一足遅いです。
なす、ししとう、トマト、オクラなどなどが沢山なっていました。
水本さんはビニールマルチなどを使わず、極力ごみを出さないやり方で野菜作りをされてます。
椋川は本当に自然が美しいので、この土地を汚さないような配慮もされています。
そして、気温が低いので虫が少なく、無農薬の野菜作りに適した土地です。
椋川は米作りが盛んな地域ですが、野菜作りをこの土地で始めたのは水本さんが初めてです。
椋川は限界集落で、村人50人ほどでほとんどが高齢者。
この美しい村がなくならないように、新規就農者の水本さんを応援したいですね。
そして椋川に人が増えたり、戻ってきたりしてほしいと思います。
宍倉 慈
「ただいま」と、小学生男子がしょんぼり、うつむいたまま入ってきた。
いつもはやんちゃで「水!」とだけ叫び、さんざん騒いで竜巻のように帰って行くのだが今日は元気がない。
「はい、水。どーしたん?元気ないん?」
「・・・サッカーの試合やった。最後の最後でおれのせいで負けた」
と、普段は名前を聞いても教えてくれないのに、いつになく素直に答える。
「サッカーはチームプレーなんやし、あんた一人のせいちゃうって。次またがんばって勝ちいな」
「・・・うん。じゃあばいばい」
と、帰って行った。
店の前が小学校の通学路のため、毎日小学生が遊びに、水を飲みに、やってきてくれる。
一人で、大人のように水を一杯ひっかけ、ソファで本を読む子もいる。
トランプやこども将棋に興じたり
ベランダの菜園の水やりを手伝ってくれたり。
ここは、一応Cafeである。。
しかし、こども達はおかまいなしだし、お客さまも微笑んで見守っていたり、話しかけたりしてくださっている。
そんな日常の光景をカウンターの内側から見ていると、なんとも嬉しい気持ちになる。
「これ食べたいー!」
「あかん。あんたが高校生になってアルバイトしてお給料もらったら食べにおいで」
「えー!ちょうだいよー!」
「ぜったい無理。」
この子たちが高校生になった頃、ここに来てた事を覚えてくれているだろうか?
その頃、自分たちはどうなっているのだろうか?
とふと思う。
宍倉 慈
夏が旬真っ盛りの赤紫蘇。
爽やかな香りと鮮やかな色にため息が出ます。
この赤紫蘇は、京都大原の有機農家さんから頂いてます。
綺麗な赤紫色ですが、お湯に入れると葉っぱが緑色に。
代わりに、お湯が赤紫色に染まります。
紫蘇の葉を引き上げ、お砂糖とクエン酸を入れて出来上がりです。
クエン酸を入れる事で、色がぐっと鮮やかになり、爽やかな酸味も付きます。
クエン酸も自然由来の物ですが、レモンにも同じ働きがあります。
この季節限定の赤紫蘇ジュース。
炭酸割りや焼酎割りもおすすめです。
9月頃に、また国産レモンの収穫が始まるので、レモネードが復活します。
ジェノベーゼソースとは、イタリアのジェノバうまれのソースで、 バジルペーストに、松の実、チーズ、オリーブオイルなどを加えたものです。
Social Kitchenでは、これを青じそで作ります。
青じそはこの時期、大量に採れます。
バジルに負けない香りの強さと、爽やかな香り。薬味だけではもったいない、日本のハーブです。
そして、馴染みのある味なので食べやすいです。
いつもは大原の青じそか、3階の小さなベランダ菜園のもので作るのですが、この日は松ヶ崎で自家菜園をしておられる、さとうさんに頂いた元気いっぱいの青じそを使わせて頂きました。
葉脈がしっかりしていて美しい青じそ。
作り方は普通のジェノベーゼソースと同じです。
この時期に大量に採れる青じそをソースにする事で保存がきくので、栄養が豊富な青じそを長く、少しずつ頂けるうえ、沢山摂れる青じそを無駄にする事無く使えるので嬉しいですね。
冷凍保存も出来ます。
ソースはパスタ以外にも、ご飯に混ぜたり、ソテーした野菜や魚とも相性抜群です。
こうゆうストックがたまっていくと、わが子のようで愛しいです。
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