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北白川シネマサロン vol.3レポート

2008.06.30
cinema_03.jpg今回は6月ということで「結婚」と「雨」がキーワードの映画を上映。舞台はインドだけど、結婚における家族の感情や親戚とのやりとりなんかは、どこの国でもあんまり変わらないものなんだなぁと思った。親のすすめで結婚する2人が心を通わせていく過程や、式のために集まった人たちの恋愛模様、家族を守ろうとするお父さんの姿など、じわ〜っと心があったかくなる物語がいくつも散りばめられていて、観ていてとても元気になる映画でした。お花やサリーの鮮やかな色彩、思わず踊り出したくなるようなインド音楽も最高でした。本当に良い映画だったので今回来れなかった人たちも、興味があればレンタルして見てください。いやな梅雨の雨も、この映画を観た後は少しちがう風に思えるかもしれません。それにしてもあのオレンジの花の味はどんな味がするんでしょうか?

次回の映画ナイトは7月26日(土)です。



6/23 Today's menu

2008.06.24
○ラタトウユのグラタン
○水菜とアンチョビのサラダ
○玄米ごはん

来週は第5週目のため、喫茶はなれはお休みします。
次回は7月7日の七夕の日。いよいよ夏がやってきますね。

さて、下でも告知していますが、今週土曜日(6/28)は北白川シネマサロンvol.3です。
夏井さん・堀内くん・おぞわらくん・竹内さんの強力な4人がその月のテーマに沿って選んでくれた映画を上映します。
毎月第4土曜日・Kitsouneにて21時からスタート、参加無料ですのでぜひ遊びに来てください。
ポテトチップやポップコーン、コーラなど映画観賞必須アイテムを必要な方は持ってきてください。いつもは健康志向なはなれも、この日ばかりはほんのちょっぴりジャンクな空気に包まれます。

アロハ。

2008.06.22
hawaii01.jpg  hawaii02.jpg

初ハワイに行ってきました。3泊5日の社員旅行。
海とかリゾートとかにはほとんど興味がないので
正直あんまり期待せずに行ったのだけど、
海と太陽の美しさにやられました!
水着も現地で買って、十何年ぶりに泳いできました。
美しい自然を前にすると小さなこだわりや羞恥心なんて
どうでもよくなるんだなぁ。

きれいな海の写真は泳ぐことに夢中で撮り忘れたので
きれいなハワイのお花とファーマーズマーケットの写真をアップしておきます。
中心部はどこに行っても日本語が通じて、何をするにも困らなかったけど、
ここではさすがに英語でコミュニケーション。
お店の人はみんな、私のつたない英語に親切に耳を傾けてくれて、
いろいろ試食もさせてくれて、すごく楽しかった。
ショッピング街に溢れるギラギラのブランド物と
それを買い占める日本人にうんざりしていたので、
青空の下の市場でほっと一息(ここも観光地化してはいたけれど)。
世界各国の料理や、美味しそうな食材がたくさんあったけど
ほとんどが生ものだったので日本に持って帰れなかったのが残念でした。

話には聞いていたけどハワイは本当に日本人だらけで、
メニューや商品のポップが日本語で書かれているところがたくさんあって、
日本語を流暢に話す人、話せなくても挨拶や金額くらいは日本語でスラスラ言える人が多かった。
完全に日本人を消費の対象としてとらえ、みんな努力している。
それに比べ、世界中から観光客を集める京都で、ましてや外国人がしょっちゅう訪れるであろうおみやげやさんや有名なレストラン、寺社仏閣で働く人のどれだけが英語で外国人とコミュニケーションを取れるかというと...。
きっと調べるまでもなくごくわずかなんでしょう。
どちらが良いとか悪いとかではなく、日本人って欲がないのかなぁ?
この違いっていったい何なのかなと単純に不思議に思った。
かく言う私も、何故かものすごくよく外国人に道を尋ねられるのに
英語で道案内できません。全て単語とジェスチャー。
でも何となく通じてるみたいだからとりあえずはOKということにしておこう。

takahashi



[カタコト手帖]ABCポテトの誘惑

2008.06.22
ABC.jpgABCポテトをご存じだろうか。お弁当のおかずとして人気だった、アルファベットの形をした冷凍フライドポテトである。

小学生の頃、友達のお弁当箱に入っているのを見て、早速家に帰ってABCポテトをおねだりした。しかしわが家では冷凍食品など子供に食べさせるなんてもってのほか、しかもフライドポテトは揚げたてが命、お弁当に入れても美味しいわけがない、と普通のフライドポテトさえなかなかお弁当に入れてもらえなかった。だけど子供の頃の私にとって、栄養がどうとか、冷めたらどうとかなんてどうでもよくて、お弁当に求めることはただ一つ、「華やかさ」だった。

それなのにうちのお弁当ときたら華やかさとは程遠く、真っ赤なウィンナーも、色とりどりのふりかけも、派手なものは全部ダメ。母親の作ってくれるおかずはどれもおいしかったけれど超地味で、見た目のセンスは最悪だと思っていた。(子供ってひどい)

そんなときにこのポテトの存在を知り、「これなら揚げるだけだし、変な色もついてないし、お母さんでも簡単にカワイイお弁当が作れる!」と子供ながらの判断でおねだりしたのだ。もちろん即反対されたが、何度も何度もしつこくお願いして、最終的には買ってもらうことができた。

念願のABCポテト。しかし正直なところ、それはあまりおいしくなかった。やっぱり冷凍食品より家で作ったものの方がおいしいし、フライドポテトは冷めたらおいしくないんだなと実感した。だけど私は家に帰ってから母親に「めちゃくちゃおいしかった」と嘘をつき、それからしばらくABCポテトはわが家のお弁当の定番となったのだった。恐るべしABCポテト。これぞデザインの威力である。

ときに人は、質よりも見た目を優先する。量より質、ならぬ「質よりイメージ」である。かわいくて、おしゃれで、かっこいいものが食べたいし、身につけたいし、お金を落としたくなる。そうして身に付けるもの、日々食べているもの、聴いている音楽などの「イメージ」をアイデンティティの拠り所としているフシもある。でもイメージに安易に惑わされることは言うまでもなく危険だ。質に見合わない高価な値を付けられた商品を買っていたり、環境や人に優しくない企業に簡単にお金を払っていたりしないか。「イメージ」という皮をかぶった商品や企業に対してもっともっと慎重にならなければいけない、と遠いお弁当の記憶に思いを馳せながら思う。(フライドポテトの話からビッグな話に飛びすぎたという反省は置いといて。)もちろん、ABCポテトには何の恨みもありません。このポテト、今でも売ってるのかな。

Takahashi Yufuko

北白川シネマサロン vol.3/ Kitashirakawa Cinema Night vol.03

2008.06.20
毎月恒例イベント、北白川シネマサロン(仮)を6月28日(土)にKitsoune(キツネとよみます)で開催します。参加される方は当日Kitsouneまで、床に敷くラグマットのようなもの、クッション、飲物他、映画鑑賞に欠かせないと思われるものを各自適当に持って きてください。以下映画紹介のテキストです。


「カマン!!梅雨!!」

6月8日に起きた悲しい出来事
東京秋葉原は真昼の歩行者天国で起こった、25歳の男性による無差別殺傷事件。
自分の容姿や性格、経歴や環境など、複合的に絡み合う自分への不満から派生した怒りの矛先が、社会という、特定性も実態もないものへと向けられ、そして放たれた。
恋人がいないから、お金が無いから、希望の職につけないから、がんばりが誰にも認められないから、容疑者にとって自分は特別に不幸な人間。彼は幸福な人々を憎んでいた。 
不幸ねえ・・。
しかし、不幸(または幸福)って何なんだろう。恋人がいないと、お金がないと、希望の職につけないと人間は不幸なんだろうか。
そもそも、不幸や幸福に"ほどあい"なんてものは存在するんだろうか。
私にはよくわからない。そういうものって、一つ一つが全て違うものであって、比較したりできるものでは無いんじゃないかと思う。
そういう意味で、人間はみな同じくらい不幸であり、幸福であると言えるのではないだろうか。

幸福や不幸に一等賞が生まれてしまう要因には
人と人、もしくは人とものとのむすびあいが希薄になりがちな現代社会のしくみが挙げられると思う。
その中では、不要とも感じられるようなより便利なものたちに付随して、まやかしの基準、まやかしのヒエラルヒーがどんどん生み出される。そして私たちは知らず知らずのうちに、その中に強制的に組み込まれてしまう。
車が通るたびにガタガタ揺れるビルの4階で、ご飯代わりの栄養補助剤で、良い収入を得るために、親を喜ばせるために勉強して、顔の見えない相手とのチャットで、知らない間に私たちは追い詰められていく。

鈍りきってしまった感覚を再び研ぎ澄ませ、まやかしの不幸や幸福の無い世界に帰るためには、自然との向き合いが欠かせられない。

自然は人を選ばない。太陽はこの世の何もかもを照らし、大地は時に地震という驚異で人々をゆすぶり、風はお気に入りの帽子を、時には住み慣れた家を吹き飛ばし−

自然は平等だ。そして
熱い、冷たい、嬉しい、悲しい、苦しい、美味しい、
そういった、本来人が備えた野生的な感覚を刺激し、呼び起こしてくれる。

もう6月、梅雨だってのになんだか照ってばかりだけどもう少ししたら、傘が手放せない日々が訪れるだろう。

早くざあざあ降ってほしい。
何もかもを濡らして、悲しい出来事を、流れた血を、やるせない思いを、添えられた花束を流し去り、静かな海の底に導いてほしい。

Kozue Natsui


[日時/Date &Time] 2008.6.28 (土) 21:00-
[料金/Admission ] Free
[問い合わせ/ Contact] email:info(at)hanareproject.net
phone:075-723-8768
[場所/Location] Kitsoune (hair salon x etc... )
[行き方/Access] 白川御影通上がる東側ホライズンビル2F(1F/STUDIO RAG)
It's located on 2F of Horizen Buid. on the west side of Shirakawadori, little bit north of Mikagedori.

6/16 Today's Menu

2008.06.16
○夏野菜のインドカレー/レモンライス
○トマトとミントのサラダ

またまた。。。/ I did it again.

2008.06.14
去年のヨーロッパ旅行の出発日に寝過ごし、飛行機を逃すという恥ずかしい過去を帳消しにするために、金曜日のイタリアへの出発日には、4人の素晴らしい人 達に時間差でモーニングコールをしてもらった。人様のお陰もあり、向かいのMKタクシーが迎えにくる前に、全ての準備が終わるという、人生で初めての順調 な旅立ちになりました。部屋も掃除し、メモも残した。こんなに順調に旅立てることに不安を覚えながらも、余裕で関空へ。今回のフライトは上海経由で一泊し てからミラノに向かうので、空港近くに宿をとり、お昼1:30のフライトに向けて10時過ぎにホテルを出た。またまた全てが順調に進み、凄い!って興奮し ていたら、やはり恐れていた事が。自分のフライトが表示されていないので、「おかしいな」と思って空港の人に聞くと、なんと深夜1時に出発する便であるこ とが判明し、中国のスタッフの人が大笑い+可愛そうって感じの哀れみの笑みをくれた。私もしょうがないから一緒に笑った。やっぱりねぇ、こんなに綺麗に旅 立てるはずがないから、まあいっかって感じ。空港で必要書類を作ったり、読書をしたり、ご飯を食べたりしてます。外は大雨、あと6時間の辛抱さ。ミラノに ついたら、感動が2倍になる。こうして、うっかりした失敗をどんどん繰り返すお陰で、些細な事がよりドラマティックに展開していきます。

追記:今回それ以外にも数々の失敗を上海空港で繰り返してしまったのですが、その度に中華国際航空の人達がむっちゃ親身に優しくて感動した。「心配するな、大丈夫さ!」っていいながら、私の馬鹿みたいなミスを帳消しにしてくれて、本当に感動ものでした。ルールとかに縛られず、自分の判断でいろんな事を決断してくれて、最後は感動して、中華国際航空の3銃士(勝手に名付けた)と握手をして別れました。他にも売店の人達も荷物を詰めるのを手伝ってくれたり、本当に感謝感激です。もう一度中国に戻ってこないと。誰もこれを読んでないだろうけど、ありがとうを何回行っても足りないくらい。

Last year, I made an embarrassing mistake, that is  i overslept and missed a plane for Europe. Not to repeat the same mistake this year, I asked 4 wonderful people to give me morning calls on Friday morning, my departure day for Italy. Thanks to those friends, who are all supportive of my inability to wake up, everything was super ready even before cab's pick up time. I cleaned up my room, left memos, and did everything necessary. While I was enjoying last chat w/my roommate, I was expressing my suspicion that things are weirdly too smooth that something must happen!!! 
I arrived at Kansai Airport and landed in Shanghai for staying overnight, again without no problem. And the next morning, I left my hotel around 10:30 to catch my flight that, i thought, would leave Shanghai at 1:30 afternoon. At the airport though, I was looking at a flight information board, and strangely there was no flight going to Milan. I asked people there and they said me that my flight would leave the airport at 1:30 midnight. hahaha. They laughed pretty laud and gave me, "I am sorry' look. I was embarrassed, but laughed with them too. I knew that things could not go on without usual mistake. So  at the airport, my temporary house, I am using  blank time to do a kind of work i have escaped,  reading books, and eating airport food. 6 more hours, then I'll be on the plane. One good thing I can think of is that by making mistakes like this all the time makes everything in my life a little bit more dramatic and spice it up!. I suppose it is a good thing!?


Sakiko Sugawa

Akihabara

2008.06.11


秋葉原の大量殺人について。この犯人は本当に救いようのない人だと思うし、彼のどうしようもないナルシズムで犠牲になった人が気の毒だと思う。その前提を踏まえた上で、やっぱり社会になんの関係性を見いだせない生活を送る人達を大量生産しているのは私たちじゃない?匿名性突き詰めて、誰とも話さずに暮らせるような社会ができていくことにノーって言わなかったのは私たちじゃない?って思ってします。派遣の仕事とか、「あんたじゃなくても全然いいし」っていう契約内容の仕事と、個人的な繋がりがまったく生まれない、巨大スーパーとドラッグストアーで溢れている街。便利さとか異常な安さとかを享受しまくって、無印、ユニクロ、イオン、ナイキ、ファミマとかなんでもいいけど大きな会社しか生き残れないような社会になって行く過程で(レジ打ちとウェイトレスと販売員、組み立ての流れ作業の不安定な仕事ばかりが増えていく過程で)、違う社会のあり方を模索してこなかったのは自分達だと思う。そういう状況下でも、たいていの人達はなんとか頑張って、出来る限りの生活を模索している。だけど、仕事にも、街にも社会全体にも自分が必要とされている感覚を持たない人を生み出すことが、どんなに危険なことなのかは、別にかしこくなくてもすぐわかる。普通に街を歩く事ができて、自分の好きな人がこういう事件に巻き込まれないようにするためには、他者を守るしか方法はない。直接関係はなくても、他者の人生、人間性、独自性を守ることができたら、自分自身の生活だって守れると思う。自分が元気になりたかったら、周りの人を元気にするしかないのと一緒。

The sad and cruel murder happened in Akihabara, Tokyo. I have no way to sympathize this self-conscious guy with full of stupid narcism. But I cannot help but think that we are the ones who have mass-produced a type of people with no attachment to the society. We are the ones who pushed this society to be dangerously anonymous to the point where you can get by a day without speaking one word (take the automatic identification system, for example, which recently installed to all cigarette vending machines for god sake!). Jobs available are mostly temp jobs that ANYONE can replace ANYONE, no problem, and the cities we are living are full of big retailers with no human relationships. We OK ed to create a society aroud MUJI, Uniqlo Nike, Family Mart, and other big giants coorporations because it's cheap and convenient, even though depending on thse companies means we can only secure part-time, unstable, temp stuff type of jobs. Yes, majority of people are hanging tough, and trying to make best out of what's offered and available. But it does not need a genius to figure out that having people who feel no attachment whatsoever to the society, is dangerous. We can't go on like this. Unless we protect others, their life, their diginity, their uniqueness, we are not able to protect ourselves either. We are all on the same boat.

6/9 Today's Menu

2008.06.09


今夜はカレーだ!

○夏野菜のカレー

○ピクルス

今日も沢山の人に来てもらいました。ありがとう。最近は定食の数も椅子の数も全然足りなくなってきてます。いいことだ。最近東京から京都に引っ越して来た西尾さんというアーティストと彼女のソネさん。友人から紹介されて初対面する。彼はファッションをテーマにした作品を作っていて、そのどれも相当面白そう。服が規定するアイデンティティーを一度取り除いたり、そのアイデンティティーを遊ぶという作品(違ってたらごめん)を作ってはって、今後いろいろ一緒に面白いことを考えられたらと思っています。イタリアに行く前にあえてよかったです。ここ半年ほどいい出会いが続いていて、そのどれもが今後もっと面白いプロジェクトに繋がっている感じがして、そうやって出会った人達と何ができるのか、そのアイデアを少し距離をおいて、冷静に考えてみたいと思っています。「喫茶はなれ」は通常3人で運営しているのですが、来週から一人(須川)がイタリアに研修/視察 etcにいくので、暫く石田、高橋の2人での運営になります。(美穂さんとヨダが不定期で手伝いにきてくれます)沢山の人が支えてくれているので、心配することなく、離れることができます。

Tonight's hanare was packed too. We have shortage on dinner sets and chairs, lately. We had Nishio-san, who recently moved to Kyoto, and his girlfriend, Sone-san tonight. Nishio-san has been creating works that focus on the idea of re-thinking identities defined by fashion, removing them in order for us to communicate with each other differently. Like tonight, we have been meeting interesting, driven, creative people here with whom we can do lots of interesting and challenging projects together. Though, I also feel necessary to take a pause and think about actual ideas of what and how we are going to do. From the next week, I am leaving here for Italy to participate in the residential program, and [hanare] will be run by Naho, and Yufuko with my sister Miho, and yoda giving them hands. In the meantime, there will be lots of actions planned for this web, and our activity will extend to European countries. So long my dear Japanese people, and hello to Italian friends.

Sakiko Sugawa

されど虫コロ

2008.06.06
高野川でホタルを発見。やっぱキレイ。
今日は3匹。これからどんどん増えていくのだろうな。

食べ物や植物で季節を感じるのも好きだけど
虫たちから季節の知らせを受けるのもなかなかステキ。

夏のセミはちょっとうるさいけれど
春のチョウチョやミツバチ、秋のコオロギにスズムシと、
日本の四季はいろんなところで発見できる。

生き物によって季節を教えてもらうということは、
つまり命を感じるということ。
ふと当たり前のことに気がついた。

梅雨のあいまのうれしい発見。

京都保存食の会 vol.3 

2008.06.03


ume_04.jpg

たいそうな名前をつけていますが、梅雨に入るこの時期、はなれでは果実酒をつくるのが恒例になりました。暗くジメジメした雨の日に好きな音楽をかけて、もつものをつくるという作業はゆったりとした気持ちになり、結構楽しいものです。保存食をつくっておくというのは、日々のごはんをつくるより、かなり豊かに感じられます。少しずつ変化してゆく様子を愛情を持って眺めたり。。

わたしの実家には、みそ部屋(みそべや)いう小屋と言おうか部屋と言おうか、があり、とにかく祖母の手作りの味噌、醤油、梅酒、らきょう、まむし酒!等々が何年越しかわからないほど並んでいます。子どものころは、暗くてひんやりしたその部屋が少し怖かったけれど、今思うと宝の山ですね。田舎で育ったわたしには、わざわざ梅を買ってまで梅酒をつけることに少し抵抗がありますが、都会に住みながら豊かに生きていくには、それも否めないです。今年はなんと8キロ!!の梅をつけます。したっがって、リキュールは16リットル!!

梅酒の材料と基本の割合
青梅      500グラム
氷砂糖     200グラム
ホワイトリカー 1リットル

1 青梅は傷つけないように洗い、水につけてあく抜きをする。
2 あく抜きをした梅をざるに広げて自然乾燥させる。
3 竹串などで、なり口のホシをひとつずつ取り除き、水気をふき取る。
4 殺菌した保存瓶に梅と氷砂糖が交互になるように入れる。
5 ホワイトリカーを静かに注ぎ入れ、密封する。

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※アルコール度数が35度以上あれば、ホワイトリカーでなくてもよい。今回はホワイトリカーとブランデーでつけました。ブランデーのほうが早く熟成するようです。

夏みかん酒の材料と基本の割合
夏みかん    2個
氷砂糖     100グラム
ホワイトリカー 1リットル
1 夏みかんはよく洗い、水気をよくふきとる。
2 外側の皮を薄くむき、内側のわたを取り除く。
3 皮をむいた夏みかんを瓶に入る大きさに切る。
4 殺菌した保存瓶に夏みかん、氷砂糖、外側の皮を入れる。
5 ホワイトリカーを静かに注ぎ入れる。
※苦みが出るので、皮は1週間、実は1ヶ月ほどで取り出す。取り出す時に、果汁をしぼるとよい。数ヶ月後が楽しみです!!

ume_05.jpg

[おまけ]
最近、スーパーや八百屋さんに国産のレモン(主に愛媛産)をよく見るようになりました。ノーワックスで無農薬なのに、結構安いので嬉しくなってついついたくさん買ってしまいました。そこで本でみつけたレモンのピクルスを作ってみました。シトロン・コンフィと言ってモロッコ料理の味付けに欠かせないものらしいです。ただいま冷蔵庫にて熟成中。できあがればそのお味とレシピ、またご報告します。お楽しみに〜。

naho ishida

6/2 Today's Menu

2008.06.02
○空豆とトマトのスープ
○新ジャガポテトサラダ
○玄米ごはん
○+α

雨にも負けずに、沢山の方に来てもらって、ありがとう。今日はスローに違いないという予想が見事に裏切られました。今日は[note]のコラムにも上がっているように、喫茶が始まる前にせっせと梅酒作りをしました。並んだボトル達のビジュアル効果か、いつもより梅酒を頼む人が断然多かった。去年につけ込んだ梅酒がまだ少し残っていいるので、また試してみてください。藤村さん/豊田さんの学生コンピががポートフォリオを持ってきたり、初めての御客さんと話したり、楽しいよるでした。将来建築の世界で、面白いことを沢山やらかしてくれるだろう建築界期待の新人、みきちゃんが考えているアイデアについて、みきちゃんなしで議論した。。。期待しています。

Thank you for coming out in tonight's heavy rain. We expected that tonight would be slow night.
We had art students with portfolios and new and regular customers. As Naho writes in her column [eat], we did Plum Wine Extravaganza during daytime. We bought out all the bags on a shell, and made 10 big bottles of plum wine. It's better to do this type of work with friends becase it's not just about making the wines, but about sharing stories and exchanging ideas. Our wine will be ready in 6 month.

2pac

2008.06.01


久しぶりに2pacというラップアーティストの事を調べていたら、youtubeで放映されなかったインタビューに出会う。26歳という若さで死んでしまった天才ラッパー。このインタビューでは自分の幼少時代のこと、アメリカの経済格差のことなどが彼らしい言葉で語られていて、感動した。2pacの話と音楽を聞いていると、ラップという表現方法の必然性を感じることができる。今の大統領選の立候補者に聞かせたい。

I was researching my hero, 2pac online, and encountered his interview video, which was never aired. This genius rapper died so young, at the age 26. In this interview, he talked about his experience in growing up in poverty, economic and racial injustice deeply rooted in the American society, in an honest and powerful way. By knowing his music in the US, I understood the power of rap music. The American presidential candidates should listen to his words.

雨ニモ負ケズ

2008.06.01
今日はhanareのメンバーでミーティング。今後のことやウェブサイトの展開についていろいろと話し合う。

それにしても私たち三人が何かをしようとすると、必ずと言っていいほど雨が降るのはなんででしょうか。今日も朝から降ってた雨が午後から止んでよかったねと言っていたら、話し合いの最中に雨が降り出す始末。イベントやパーティーの日はたいがい雨、そして月曜日も雨の日が多くていつもがっかりとさせられます。
誰かが私たちにつけた「雨おんな連合」というネーミングは、イメージもセンスもかなりよろしくありませんので、なんとかして撤回したいものです。

とそんなボヤキはさておいて、今日の話し合いでは楽しいアイデアがいろいろと出てきたので、みなさん楽しみにしていてください。ほんとに、いろんなことがどんどんおもしろくなって行きそうな予感です。雨が降ろうが、ヤリが降ろうが、とにかく今は前に進むのみ。

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